最近の足は軽トラなので、しばしば 近道にと農道を走る。足回りと言い 大きさと言い農道に良く合うので、爽快である。窓を全開としたいが、エアコンに頼り PM2.5と暑さ対策をしながらである。風が強いためか、麦畑の中に早くも倒れているところも多い。

品種は何だろうか?小麦と言っても多種多様であり用途に合わせ色々な品種あると思うが、シロウトには見分けがつかない。間もなく刈り取り、刈り取り後の稲作の為 急ぎ野焼きする。これが度々ボヤ騒ぎを多発し、消防車が駆けつける。都会では見られない 梅雨前の風物詩である。なお、農家が農作業の為 野焼きすることは法令で認められています。

あれこれ

小麦

コムギ(小麦)はイネ科コムギ属に属する一年草の植物。一般的にはパンコムギ(学名: Triticum aestivum)を指すが、広義にはクラブコムギ(学名: Triticum compactum)やデュラムコムギ(学名: Triticum durum)などコムギ属(学名: Triticum)の植物全般を指す。米、トウモロコシなどと世界三大穀物の一つである。

コムギの実は硬い外皮に覆われ、その中に可食部である胚乳と、胚芽が存在する。この3部分の割合は外皮が13.5%、胚乳が84%、胚芽が2.5%である。主に食用とするのは胚乳部分であり、製粉して小麦粉とするのはこの部分である。果皮(「ふすま」および「ブラン(bran)」と呼ばれる)や胚芽部分も食用とすることはできるが、食味に劣るうえ小麦粉に混入すると品質が劣化しやすくなるため、一般的な小麦粉に使用することはない。しかし、ふすま部分には独特の風味と食物繊維など有用成分があるため、販売されることもあるほか、これを取り除かずそのまま粉にした全粒粉も存在する。

コムギは本来は越年生の植物であり、秋に種をまいて越年させ、春に発芽し夏に収穫するのが基本形である。発芽のためにある程度の低温期間が継続する必要があるためである。しかし、突然変異によって低温期間を必要としない品種が生まれ、寒さが激しく種が冬を越せない地方などで春に播いて、夏の終わりに収穫する。播く時期から、前者を秋播き小麦、後者を春播き小麦という。

ユーラシア大陸中部のコーカサス地方からメソポタミア地方にかけてが原産地と考えられている。コムギの栽培はメソポタミア地方で始まり、紀元前3000年頃にはヨーロッパやアフリカに伝えられた。

倒れた小麦畑

日本国内において、中国経由で伝来されたと考えられているが 約2000年前の遺跡から小麦が出土しており、伝わったのは弥生時代であると考えられている。稲や粟と比較して食用作物としての認識が十分に広まっていなかったとされている。

日本では製粉技術の発達が遅れたため、小麦その他「粉」を使用した食品は長らく贅沢品とされた。庶民がうどん、饅頭、ほうとう、すいとんなどの粉食品を気軽に口にできるようになったのは、石臼が普及した江戸時代以降である。稲の裏作として麦の生産が盛んに行われるようになり、粒のまま食べるオオムギと粉にして食べるコムギがともに食用として栽培された。都市では小麦粉を使用したうどんや天ぷらといった料理や饅頭などの和菓子の消費が増えた。

投稿者

おじさん

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