おじさんは 宴席で分け合って食べた時に 余った最後の一個を称して「遠慮のかたまり」と言って・・顔を見合わせ・・誰かがいただきますとしていた。この辺りは関西風の使い方である。

そんなことを考えていると ダチョウ倶楽部での上島竜兵さんへの「どうぞ!どうぞ!」を思い出してしまった。上島さんの訃報 残念なことであった。

元に戻して おじさん サラリーマン時代は関東系会社であったので、同じ様なことが起きると「残り物には福がある」と言いながら同様に若手に勧めることが多かった。

バブルの時代と言うこともあったが、小遣い多めのため割り勘でも それなりに飲んでいるので、飲み屋ではローカル用語が溢れていた。

そういえば「あて」。酒のつまみを指すのだが、これも関東では通じなかった。

サラリーマン時代 日本縦横十文字のように全国に出張していた。そんな時先輩から「酒席ではいつもニコニコ 多少言葉が分からなくても・・相槌打って 飲むか食べるかしていれば良い」と教わった。青森・秋田そして熊本・鹿児島などいけば、酒が入らなくても ?と言う場合も多い。先ずは人間 理解する努力は必要と思いながら 適当が一番と暮らしている。

あて

おじさんは 枕草子に出て来る「あてなるもの」の意味は「上品なもの」とされているが・・この辺りが転じて酒を飲む際のつまみ となったように思っている。平安貴族の食卓には租・庸・調として地方から送られてきた干しものが上っていた。酒を飲む場合はこれらを「珍味」としていただろうと考えるからである。人によっては「酒にあてがうもの」とするようだが、優美さと言うか・・雅さがない・・無粋と思う。

『枕草子』には「あてなるもの(上品なもの)」の一つとして「女性の衣装の重ね着」「削り氷に甘葛(あまずら)入れて新しき鋺(かなまり)に入れたる」ものが順に書かれています。(ネットで「あてなるもの」で検索すれば枕草子原文と注釈があるので省略。)

これは、削った氷に甘葛(あまずら)というツル性植物の樹液を煮詰めた汁をかけて、新しい金属のお椀に入れたもののことを指している。この記述の平安時代のかき氷についてイメージすれば「金属容器に入れられたかき氷に蜜をかけたもの」である。このこだわりに溢れる文書を読むとやはり、お酒のつまみに「合う」と言うニアンスが強いと思う。下世話で貧乏臭くて済まないが「ビールのアテには枝豆が最高」と言った時の気持ちに近い。

文化・言葉などは上流階級から庶民に伝わる。従ってアテは「酒にあてがうもの」から転じた言葉ではないと思っている。

散髪

奥さんは「パーマをかける」と言い、ばあ様は「パーマをあてる」そして中間的に「美容院に行く」とか使う。パーマとカットは違うのとややこしい。かけるのか?あてるのか?好きにすればと・・結論が出ないことも多い。そういえば関東では「パーマをかける」でしたっけ。

おじさんは昔の男なので美容院にはいかない。もちろん理容院というか散髪屋である。関西で散髪屋と書いても「さんぱっちゃ」と発音される方もいる。

微妙なニアンスの違いが関東と関西にはある。「かたす」「ほかす」「ほっといて」「さら(新しい)」など細かく見ると数多い。おじさんが東京勤務時代住んだ市川市の幼稚園で関西系と関東系が1:2程度で混合していた。授業参観の際 子供同士の会話を聞いて 面白かった思い出がある。

多少の違いを楽しむ。何となくこんなことが 日本文化を楽しんでいるように思います。

投稿者

おじさん

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