川崎市の成人式で派手に飾った違法改造車を走らせ騒いだようである。車に仮ナンバーが付いていたのがご愛嬌と思うと同時に、ルーフを切断した車体床面への補強が無いため、小半径での回転にリアの車輪が曲がっていた。事前に準備していたのだろうとは思うので、車体番号・仮ナンバーなどから持ち主は特定できると想像している。川崎には沖縄出身者が多く住んでいる所がある。沖縄と見まがう格好も多いようだった。
報道ビデオでの警察官の対応も、配慮しきりで気になった。中止させるため、もう少し強圧的であっても良かったとも思う。
それにおじさんの若い頃とあまり変わらないセンスの車両と走り方を見ると、古すぎて何とかしてくれ！とも思う。若者も前例踏襲のくびきに縛られている。
おじさんは今年の成人式の開催は慎重にすべきではと思っていたので、開いた自治体にも問題があると思っている。マスコミ・担当者・本人たちは一生に一度と言って強行したが、そんなちんけな理由の成人式など開かない方が良かったと思っている。
また事前に決める際は無かったオミクロン株の感染爆発的増加もあるので、これで出席者が感染増加すれば何をやったことやらと思う。しかしコロナ感染についての批判は当たらないと思うのでしない。
今年の成人式は 成人年令変更による見直す機会があったにも関わらず、前例踏襲の愚を犯したと思っている。もっと前に今年４月からの新成人急増をも配慮し、より多くの方が喜んで参加できる祝いの宴にするべく、みんなで事前に話し合うべきだったと思う。
「時間はあった」と思う。
成人年令変更
法令が改正されて今年４月より１８歳が成人として認められることになった。但し飲酒・喫煙その他については従来通りとなっている。従って今年４月に丸々２年分の新成人が生まれることになり、一括での成人式の会場設置は難しくなる。
また１月は大学受験の季節でもあり、進学率から言えば５０％以上であり、１８歳の半数以上の方には開催してほしくない時期でもある。
ほぼ一年以上何も議論・検討せず成人の日を迎えたことは、大人としては恥ずかしいことだと思う。コロナ対策もあったと思うが、市町村が事前に検討すべきことである。
端的に言えば 成人年令変更による成人式招待者の基準変更・式次第などを去年には示すべきであった。
景気浮揚
奥さんをはじめ近所のオバサンは 往年を振り返り着物を着て同級生で集まって楽しかったので、それでよしとする方が多い。まさに着物を着て写真を撮る日としか見ていないような考えである。その意識の拡大再生産形が現状と思えば、また興味深い。
暴走した若いのを除けばそれでよしとする話も多い。まさにバブル時代の残像を引きずった成人式の状況とも思うが、この阿保らしさが無いと景気は浮揚しない。みんなが小賢しくなれば消費が増えて行かない。
着物業界・美容業界そして貸衣装店なども一時に集中すれば数が揃えられず、新成人を泣かせる可能性もある。また着る新成人本人も 初夏に着物を着るのは大変である。もちろん暑くて定番ショールなどは羽織れない。
昔これがあれば 金持ちあるいは豊かと思えたものは、今はほとんどない。おじさんが小学生の頃は３Cと言われるカラーテレビ・車（カー）・クーラー（エアコン）が家にあれば、お金持ちであった。その前（幼稚園の頃）は洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビという「三種神器」があった。
そんな時代に相応しく、日本を盛り上げるとの視点から、新しい成人式の実施そして皆さんのアイデアに期待する。
国際競争力が無いのは賃金が高いからと、社員の給料あるいは雇用形態を貧しくした結果、人々の購買力が低下して現在の状況となっている。今までやって来たことがギャグ同然の間違いであり、どうすれば変えていけるかが今の時代に求められている。成人式も然りと思っている。