沢山の花が鈴なりになっている。その姿は良いが、馬酔木と書いているとおり「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うところから付いた名前であるとされる。従って有毒植物である。以前 取り上げたキョウチクトウと同様である。

アセビ 03/18

■あれこれ

アセビ(馬酔木 学名: Pieris japonica subsp. japonica)は、ツツジ科アセビ属の常緑低木。日本の本州、四国、九州の山地に自生する。観賞用に植栽もされる。樹高は1.5mから4mほどである。

葉は楕円形で深緑、表面につやがあり、枝先に束生する。

春に枝先に10cmほどの複総状の花序を垂らし、多くの白くつぼ状の花をつける。雄蕊は10本で、2個の角を持ち毛深い。園芸品種にピンクの花を付けるアケボノアセビ(ベニバナアセビ)がある。ニホンジカが忌避する植物のため、シカの生息密度が高く食害を受けやすい奈良ではアセビが比較的多いと云われる。

多くの草食哺乳類は食べるのを避け、食べ残される。有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤に利用される。古くは葉の煎汁がシラミ、ウジ、菜園の虫退治に用いられた。

投稿者

おじさん

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