先日 「成功とは」とやったついで 出世について考えようと思う。

サラリーマンで社長になるようなのは おじさんの友人との経験上から「ぶりのアラ」みたいのばかりと書いた。

ここで確認しておくのが いいかなと思ったので書くことにした。

「ぶりのアラ」味付け方の一端でもご理解いただければと思う。

時代が変わりジョブ型に仕事が移行する。おじさんが書くのは古い経験である。

ご参考までにと言うことである。

今後 社長は水平的つながりあるいはスキルによる「落下傘型」が増えるのかもしれない。

出世ゲームは異種格闘技

出世には 2つのゲームへの参加を求められる。

そのゲームの組み立ては「仕事人としての優秀さを競うこと」もう一つは「組織人として優秀さを競うこと」である。

出世する人と出世しない人の違いは、瞬間・瞬間にどちらのゲームをしているか判っているか否かである。

もしくは このゲーム全体の戦い方を知っているか否かと思う。

多くの人が、無駄な努力をして報いられず、不遇にあっていると思う。

それぞれのルールに基づいた行動を実行しているか、していないか考えておくべきと思う。

仕事人

「仕事人としての出世ゲーム」では、仕事の結果によって評価される。

入社間もないヒラであれば ご当人の力と言えるが、通常ある程度になれば チームを率いてマネージャーとして戦うことになる。

このマネージャーとして仕事するには部下の変数が大きい。

そのため マネージャーとして評価され、成功するには相当困難となる。

成功する確率は低くいので、成功すれば社内,社外から大いに評価される。

おじさんも体験したが・・・だが 人のうわさも75日・・・自己評価ほど他者は覚えて無い。

余程の功績でも無ければ 伝説にはならない。

仕事人として出世したければ 伝説レベルにならなければいけない。

おじさんの友人にも伝説レベルがいたが 社内での出世はなかばまであった。

最後は部長になり 後年 子会社の役員になって退職した。

組織人

多くの人が実際参加しているのは「組織人」としての出世ゲームである。

こればかりは 社内の主要有力者によってなされ、世間的に価値があるかないかはほとんど関係がない。

有力者がよいといえばそれでよい。

このゲームは組織の中でいかに政治的に勝ち残るかという社内政治の競技(選挙ではない)といってよいのかもしれない。

おじさん 余り話したくないことであるが、若い頃 政府系金融機関でトップだった方から可愛がられたことがある。

神楽坂近くで 夜な夜な麻雀。「ちゃん」付で呼び合う有名財界人をまじかに観ていた。

  • 可愛げがあるか 
  • 役に立つか 
  • 組織で 波風立てず無理を通せるか 手足となるか

というのがこの辺りの価値基準と思う。

人間関係が大きな要素となるので、上司・同僚・部下などに気配りはかかせない。

ただし 「お調子者」だけでは持たない。どこか重く見られるオーラ的要素がないといけない。

目標設定

おじさんは 出世は 個々の目標設定の問題と思っています。

出世したければ 社内で大過なく過ごし、家族サービスをせず 組織人としてのルールをしっかりと把握し、プライドをかなぐり捨てでも、勝つべく行動するべきと思います。

横から奥さんが どうこう言っても 会社を優先させることをお勧めします。

一方 部課長どまりで良しと、家族とともにあるのも良い。

あるいは 専門職として仕事を楽しむのもそれで良い。価値基準と判断は人それぞれです。

これからの時代はスキルによる地位の急上昇など考えられますので、日々研鑽となると思います。

研鑽しなければ 政治的に勝ってもダメなケースも増えると思います。

最後に おじさんは 今年半ばまで 自分が思った生き方を大体して来たと思っています。

奥さん,子供の希望 全てをかなえてはいませんが、そんなに不都合はなかったと思います。

現在は責任が半ばありませんので・・・やりたいことが多く どうしようか悩んでいます。

・・・が 頭と体そしてお金が付いてきません。残念なことです。

投稿者

おじさん

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