最近 年金が年収500万円から年金受給14+α万円/月にダウンすると伝える記事があり読んだが、甘いと思った。おじさんは体験者なのでさらに押し込み 年金実質受給額12万円 /月 とするのが適正と思う。考えている年金受給額に介護保険・健康保険・住民税等が引き落とされるので、実質はさらに減るのである。考えは一歩進めないと「甘い!」となる。

団塊の世代通過後の退職者の年金事情は甘くない。退職し年金生活に入った途端 貯金通帳の数字が見る見る減っていく。

昔から 奥さんはあればあっただけ使うタイプであり、お金の公私の区別が出来ないのでは?と思うことが多々あった。25年程前に話し合い、毎月奥さんが必要という金額を渡し、全体の管理はおじさんがやって来たので ある程度判る。

年金については 若い頃から ゆったり余裕を見込んで計画していかないといけない。個人年金・共済など色々研究することが大事である。なお 研究し過ぎて・・・保険屋にやられているのに気付かない方もいるが、おじさんは「当たれば判る」と思い余計なことは言わない。

マジ?

年金の算出根拠 年収とあったがこれは平均年収である。平均年収で500万円で35年間というのが難しい。例えば23歳から大学卒業後就職し63歳まで勤めたとして40年である。もちろん60歳前後から閑職・嘱託となり、勤続年数はある程度 理解できる範囲である。

ところが平均年収に疑問が付く。厚生省の統計などからは 日本の労働者の平均給与は400万円超程度で、平均年齢は45歳位である。年金の計算ベースで考えれば若い時から停年までとすれば 平均500万円は多すぎと思われる。大手金融・商社系なら理解出来るが、中小などでは無理かと思う。

近年の非正規職の増加、コロナに拠るリストラなどあり、年収・加入期間両面で実態に合いそうにない。額面受給年金は13 +α 万円 /月 となるのが、将来の全体の流れと思う。従って実質年金受給額は11+α万円 /月 と考えをするべきである。

この金額が厚生年金のベースラインとなることを覚悟され、よりキャリアと収入アップなど図るのが 最初の一歩。そしてその次が資産形成となる。但しその際 年金の逆累進性など掛け金と年金受取額が比例しないことも知っていなければならない。ここが収入と資産形成への向かい方を分ける箇所である。(年金料率表の32級の欄を見ればおじさんの云うことがお分かりになるかと思う。)

ある年代が来たので始めるのでは 遅すぎとしか思えない。そして おじさんは自身が親の高齢化と介護への考えの足りなさ・経済負担に 早く気付けば良かったのにと反省している。おじさんも老後どうするべきかは考えていたが・・・人間考えていてもそんなケースに出会わないと分らないものである。

老後の準備

個人が出来るのは「資産形成」となるが、おじさんも一番下の子供が学校を卒業したのは63歳。 それまで教育費というものに押しつぶされて、資産形成などは望めなかった。50歳半ばで解放されれば最高と思う。また同時進行に住宅ローンもあるのが通例である。

子供が大学に進学すれば 到底間に合わないと思い、子供が小さい頃 無理やり住宅ローンを繰り上げ償還した。それ故 子供には「うちは貧乏」と繰り返し教えた。子供が小さいうちは 何とか言い包めて乗り切れる。ローン返済を優先すれば 生活費用が少なくなるので、贅沢も出来ないし実質貧乏である。 「うちは貧乏」 に嘘はない。

同時期 同級生達も同じような暮らしをしていた。偏食のためか「食」に興味を持たない あるいは服飾などに金をツッコみ、昼は富士そばだけなど食費を節約していた為か 早めに体を壊すなどした。質素でも食事内容をバランスよく、節約することが大事と知っておくべきである。サラリーマン 体が資本である。それ以外も同様である。

体験者の立場からは、子供が学校を出るまでは まとまった資産を積み立てることは出来ない。教育費が無くなり 積み立ての出来る状況になった時は 所得が下がっている。それ故 一気に積み立てることは難しい。おじさん自身の反省もあるが、住宅ローン返済完了後、いくらかでも長期的に貯めておけば 現況と違い余裕も生まれたと思っている。

そんな事情もあって70歳付近まで楽しく働き、資産不足をカバーすることを選んでいる。老後の準備は住宅ローンと教育費のバランスから大勢は決まる。晩婚化も進む現在 50歳前半で一方が完了出来る時期が来ることは無理がある。そのため 教育費の掛かる苦しい家計からでも、少額でも年金基金に加入するなどが老後の準備と思います。

サラリーマン辞めて自営したので 退職金はなし。そう言う訳で おじさんボチボチ仕事してしばらく生きていきます。

投稿者

おじさん

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