多様性の自然における基本は 健康な森を持てるか否かによると思う。老木がありその根元に若木があり、老木が倒れれば若木に日差しが差し込み更新していく。無理な植林などで種類を限定した状態で込み合い、大型の鳥が飛べないように立て込んでいては 下草も生えず 林の中に住む動物・昆虫などの生物多様性・食物連鎖などを保てない。森の保水力も維持できない。

 如何に畑作でも 多様に作物を組合わせ・作付けすることによって応用出来そうと考えている。植物と昆虫の関係を考えながら・調べながら 作付けしてみようと考えている。

 家庭菜園をしているので 農薬を使わずいかにバランスを取りながら作物を植えることが大事と思っている。一昨年から枝豆を植え始めたのだが、最初の年は全く実が大きくならず取れなかった。調べているとカメムシが多く カメムシがサヤの中が豆になる直前の液状状態のところで内部の液状の豆を吸い尽くしたらしいと分かった。

 トウモロコシのコガネムシ被害も同様である。甘く熟し切った後 コガネムシがどこからか集まってくる。それ故 トウモロコシは早期に種蒔きして、通常での収穫より少し早めの収穫で被害を防げる。

 農薬を使わないと決めっているので、昨年(つまり翌年)は枝豆をトウモロコシ同様に 害虫であるカメムシ来襲前に実を充実させようとした。幾らか収穫できたのだが、まだまだ土づくりが出来てないようで、種袋裏に印刷された成長スピードを出せずカメムシの襲来を許した。幾らか収穫したが、予定収量の四分の一。また夏の暑さに完全に負けてその後は雑草であるツユクサの徒長を許してしまった。

 その後は 枝豆を枯れるまで放置した。また抜くことなく地上部のみ刈り取って 根などを残すようにした。根粒菌による地力アップと自然な分解による土壌改良を目指した。不耕起のまま 後作にミズナを植えたが・・成長は思わしくない。何事も計算通りに上手くいくとは限らない。化成肥料を根本付近に蒔いたが・・寒いためか?成長に変化は見られない。

 農業というか?野菜つくりなどは難しい。天候その他で成長の管理を上手くやらないとだめである。プロであれば一定の品質で一定量以上収穫 そして現金収入がないとダメである。当然 農業で生計を立てること生半可な気持では出来ないと思う。また無農薬にも限りがある。

 なお今年のテーマは 生物多様性を加えた無農薬での野菜作りである。

花づくり

 今年 花を作ろうと思ったのは 多様性を更に進めたいとの思いもある。マリーゴールド・菊類などの花類は混植植物として 色々な野菜と相互補完があるらしい。ミントなどのハーブ類も同様に防虫効果を発揮することがあるとの案内を呼んだ。もちろん ハーブ類は花類栽培の実施後である。基本 ハーブは西洋雑草と考えている。管理上プランター栽培をする予定なので後回しである。

 今年の家庭菜園の目標は 金融商品のポートフォリオを組み立てるように、うまく組み合わせて 全体が調和良く維持できるような植物を見つけることである。

 子育てと同じである。お金を掛けるのではなく、手間暇を掛けないと良いものは得られないと思い挑戦する。最初は野菜にとって良い花(子供で言えば お友達)探しである。一歩一歩 進化・成長出来たら良いと思いながらである。この辺りが 仕事・プロではないので お気楽にヨットの舵を切るがごとくチャレンジ出来ることが大きい。

最後に かいつまめばジジイの道楽である。

投稿者

おじさん

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