アメリカが中国発とみられる気球を撃ち落とした。アメリカが中国に向け偵察など軍事的目的とコメントを発したが、中国外務省は民間の研究用としか言わなかった。その後数機が撃ち落とされたが・・これらの詳細も分からない。

断りなく領土上空に侵入すれば・・侵攻・領空侵犯と取られるのが当たり前である。マスコミがこのことを言わず、中国よりの発言を繰り返すのは 日本のマスコミの内部に偏向的見方をする人間が多数存在するゆえと見込んでいる。

おじさん最も気にかかるのは、中国の民間とした企業・研究所からの発表はないことであった。純粋に気象などへの民間の研究であれば会見しても問題ないと思うのだが・・中国は違うのか?日本のマスコミが 中国外務省が民間と伝えながら、民間が記者会見しないことを突っ込まないということも問題にしたい。これもマスコミの欠陥が見えるようで笑止なことである。

最新の中国報道官の記者発表を見ると 気球の持ち主が民間から政府関係機関に変わっている。何時もの牛歩にも似た変節・変化を織り込んで行く。多分 人民解放軍関連が実施したと思っている。

ラジオゾンデなどの気象観測気球は、高度が上がるにつれ膨張し破裂する。高空は気象条件というか温度・気圧共に低くなり、膨張と気球材料の強度が足らなくなるのが原因である。従って高空を持続して飛行させるにはそれなりの材料と低温・低圧下で管理出来ることが前提である。アメリカが撃ち落とし部品を回収されたので、詳細が発表されるのが楽しみである。

残りの気球も捜索中との事 太平洋を越える飛距離を出してくることは、それなりの材質で作られていると想定できる。そんな訳でアメリカが捜索を続けるのも納得できる。

偵察用に気球を飛ばさないと考えていれば、ラジオゾンデ気球の如く材料を選べば、自国EEZ内で回収できる。この事件などは最初から「相手を探るスケベ心」に満ちた事件であるとしか思えない。普通に技術的に考えれば・・分かることである。

まあ H3の補助ロケット点火がなされなかった件 ロケットシステムとして考えて成否を判断するのか?打ち上げ状況のみで判断するのか?この辺りの技術的見識のないマスコミでは・・無理なレベルの話としなければ いけないのかも知れない。

あのまま打ち上げれば 搭載衛星「大地」はどうなったのか・・機体本体は無事、ロケットエンジン再使用が可能か否かは知らないが、被害は最小限と思う。

それにしても 無知蒙昧と言うか?イエスノーしかない難儀なマスコミである。

風船爆弾

第二位次大戦において旧日本軍でジェット気流である偏西風を利用して、アメリカ本土を爆撃しようとした。流れるまま高度を保ちに取り付けた爆弾をアメリカに落とそうとした。戦果は山火事を起こした程度で、数人に被害をもたらせた程度と記憶している。

この気球は和紙とコンニャクを原料とするノリで作られ、女子挺身隊の方の手記に残されている。

日比谷の宝塚劇場で風船爆弾の和紙の糊付け作業をやらされました。宝塚劇場は4階まで椅子を取り払い、すべて作業場にしました。朝8時から夜8時まで国家秘密だと言って憲兵が見張っていて、 何も話してはいけないと言われました。女の子なのにもんぺにゲートルを巻いて作業していました・・・とあり戦争の悲惨さを感じずにはいられない。

風船爆弾

高空を高度維持して飛ぶため気球が一定以上膨らまない様に和紙で強度を確保し、抜ける水素ガスを抜けない様に コンニャクイモを使ったノリで防ぐ。それでも抜けた水素の浮力をカバーするため砂袋を落し高度調整する。千葉県以北からジェット気流に乗せてアメリカを爆撃しようとした・・風任せ 万に一つでも、一矢報いたいとの兵器であった。

しかしアメリカはこれに「炭そ菌」が積まれれば 酪農他大被害と考え、製造すると見込まれる箇所を爆撃した。今も同様の生物兵器の運搬に使われたら厄介である。

今ではGPSにより正確に位置を特定でき、太陽光パネルとプロペラでコントロール出来るので更に質(たち)が悪い。

中国

おじさん近日起きた 日本EEZ内で日本の調査船へのヘリコプター接近あるいはフィリピン沿岸警備艇へのレーザー照射などのニュースが流れる。

正直言って 「田舎者の我儘」同然と思いながらも、ビデオが公表されても 事実はないと中国外務省報道官は否定する。このまま続けば シビリアンコントロールが効かない人民解放軍との印象がぬぐえない。過去から中国は各所に軍閥が跋扈した歴史を考えると、人民解放軍も同じ歴史を辿るように思えてしまう。

他国に対する面子などの問題ではない。自国の面子をつぶす自国軍隊の将官を管理できないようでは、益々自国の面子が潰され信用を失う。一言で言えば 批判を向ける先が違っている。毎度のことながら 宗主国と属国の関係があった中韓のコメントは似ている。

第二次大戦直前の日本で起きた軍部の反乱・騒乱などを考えると・・中国は危ないとしか思えなくなる。暴力装置と言われる軍隊や警察など強制力を持つ公権力全般に信用・信頼を持てない。

まあ 嘆かわしい隣国であることから 逃れられないのがツライことである。

投稿者

おじさん

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