現在 世界各国で景気対策の為とは思うが、お金が世界中に多量に出回っていることを考慮して資源相場を見ていると、各国が無理やり調達しているように感じる。もちろん天然ガスそして原油 高値を付け易い状況と思える。やっぱりヤバいかなと考えてしまう。

産油国も横を見ながら、以前のロシア裏切り的増産を考えれば 増産の決定打も打てない。

中国は中央政府主導の元CO2対策のため発電レベルを落としているが、このまま推移すれば全体の生産レベルが下がっていく。例えば アルミ・マグネシウムなどの精錬に響き、最終的には日本なども 原材料不足に響いて来る。その後日本国内でも その他の産業・製造業・加工業も影響が出て来る。全体が微妙なバランスの中で動いている。原油価格 バーレル100ドルまで行けば・・・と思うだけで恐ろしい。

天然ガス・原油

おじさんは先日 日本の原発を稼働すれば、エネルギー争奪戦に巻き込まれないので良いとした。異論はあるかと思うが4か所程度稼働すれば余裕を持って冬の電力不足を補える。スポット的天然ガスの輸入を失くすることが出来る。

現在国際市況では天然ガス争奪戦は落ち着きそうにはなっているが、原油需要が上がってきている。エネルギーの密度と価格から言えば原油の方にメリットがあるので当然である。

遠い未来よりも取り敢えず明日手に入るエネルギーを考えないといけないタイミングである。

おじさんは現実主義者で年金生活者であるので、1年先より明日の生活が気になるタイプである。バーレル100ドルまで 機関投資家などが余った金を持って行けば、現実化する恐れがあるので怖いと思っている。

個人的には ガソリンは2か月分をプリペイドカードで購入し、ペイペイのバックを受けているので年内は低価格で購入でき問題ない。来週キャンペーンがあるらしいので状況を見ながら、クレジットかプリペイド何れかで ガソリンを入れようかと思っている。後は電化住宅なので、電気代の値上がりに注目するしかない。

円安

近日の為替での動きを見ていると 一気に115円/ドルに行くかと思っていたが・・・ユーロも腰砕け、ドルも行きそうでいけない。アメリカ合衆国もインフレ的な物価高騰、お隣韓国でも20%を超える物価高騰などの記事を読めば、各国いずれも国民生活を守る為、無理が出来ない立場になっているようである。景気回復は全世界様子見になったようである。

昔と違い多くの日本企業が外国に生産拠点を移しているので、直接的にドルなどの外貨が国内に継続して入って来ない。国内に外貨が直接溢れることも無いので、日本円の調節能力が落ちている。確かに貿易外で利益として入って来るのは増えているが、こんな時は やはり国内の現ナマとしてのドルの量が威力と思う。

気象変動に伴い、再生可能エネルギーの出力が落ち、全世界でエネルギーの補完のため原油・天然ガスに向かった。極端な話 日本では火力発電がエネルギーの7割を占めるのでそのコストは円安として跳ね返って過重になる。こんな時は政治が国民に説明しないとダメなように思う。駄々っ子的な原子力反対を許容すべきではない。

説明尽くした結果 国民全体が 円安も加わったインフレに苦しむ覚悟があるなら、従来通りの原子力を使わないエネルギー政策で仕方ない。正直 おじさんは短期的には御免と思っている。短時間ではエネルギーの切替は出来ないのが 分かっているからである。

段階的に原子力と火力発電の調整と再生可能エネルギーの割合を変化させることを 正しく伝えるべきである。あるいは完全に火力発電燃料を水素に変える、地熱を利用するなど正確に伝えることが大事であると思う。

世の中 複雑に絡み合うので、従来通りの時代が続くこともない。多分無理だろうが、所得も変わらない中での物価急上昇画小さいことを おじさんは望んでいる。

全てが あやふやに動き過ぎ。どの国も経験してない未知の領域で経済が動いていくようです。この先何年続くのか心配になります。