誰もが自分の人生をどう進めるべきか考える機会があると思う。おじさん サラリーマンからフリーランス(自営)に立場を変える時などは「どうしたもんだか」と何度も繰り返した。結果は・・・フリーランス(自営)になってしまったのだが、始めれば順調とは言えない日々が続く。そんなに世の中 甘くない。

会社を辞め 失業給付の切れる1年近くになり、新たに「設計」の仕事を始めた。仕事の入りも順調とは言えず、準備していた貯えも CAD購入などあっという間に消える。家族の生活があるので、お金を渡すタイミングは守らないといけない。この辺り経験しないと「腹」が座らない。

おじさんが言えるのは 「常に正直であれ」としかアドバイスできない。同時に皮膚感覚と言うのか?これがないとフリーランスへと漕ぎ出してはいけないと思う。

父からの教え

おじさんの父も脱サラ後の自営業者であった。そのため 子供の頃から色々なことを教えられていた。

「信用第一」「お金の無い様なところには 人も集まらない」「無い袖も振れ」など経験を教えてもらった。そして ムツーとした不愛想な顔をせず、笑っていることが大事とも教えられ育った。

店の売り上げを幼稚園時代に数えながら、親から話を聞かされれば 自然と商売・家業の感覚が入って来る。今考えれば「丁稚奉公」と同じである。

そんな中で育ったので、自身が独立してもそれなりの「顔」をして暮らしていたように思う。そのうち「人生を想像して 自らの人生を演出する」ことも重要かなと思うようになったが・・・その域に達する前に会社をやめた。

当初から造船業からの仕事を多く受けていたので、このまま仕事を譲れば 子供の時代には仕事が減っていくと予想していた。途中で開業した不動産についても人口減少、都市計画法の絶対的運用を思うと、住んでいる田舎では隠居仕事的は出来るが・・・場所を変えないと持続性・将来性がないと判断した。

他も考えたが 子供への継承は無理と判断して子供に接し、また自身の老後対策(厚生年金に変更)などをした。

叔父のように80歳まで現役を務めれば結果が変わったかも知れないが・・・正直「気力」が衰え、事前に会社の譲渡などを考えて行動していたので、造船業界の景気悪化後 奮い立つにはタイミングが悪かった。65歳となり 後はケセラセラ!なるように思った。尚 叔父も親族への会社の継承はしていない。

学歴なんて関係ない

先日 奥さんと話している途中、子供に会社継承を考えたようなことを言っていた。現場でやり合っていない者にしか見えない空気が判らないので、無視しておいた。日経を読もうが、ニュースを見ようが、現場の皮膚感覚が鈍感であれば 話にならない。奥さん あんたにゃ無理だし、子供にも訓練が必要です。

奥さんは最初から無理と思っている。子供にも おじさんが子供の頃受けたような話はしたことがない。従って独立したいなら 営業職などで自身を鍛え上げるしかない。頭下げて、会っていただき、提案して仕事を頂くのは過酷である。

アドバイス出来るとすればサラリーマン時代の仕事の延長だとフリーランスとなっても比較的 皮膚感覚があるのでいけるかなと思う。それ故 以前は造船会社の中堅社員に 会社を買ってもらう腹づもりで考えていた。それなら造船業界が落ちる頃に・・買った本人自身も歳を取り・・支障もないと思った。

最近ネット上で 日本の上場会社の社長さんが低学歴と記事が出ていた。数多くの消費者の動向を考えるには、学歴もそれなりで水平的目線・思考を持つ方が最適な判断を下せるし、皮膚感覚もあるので良いと思う。正直どこが問題と思った。

おじさんは 理系の大学を除けば、大半は現場と自主勉強にて作れると思う。正直 東大を出ようが、社会人となり勉強を重ね研鑽しなければ ものにならないと思っている。社会人となっても勉強を重ねたものが上がっていくだけである。それも皮膚感覚のあるものだけと理解している。

従って 「社長さんが低学歴」とは アホな奴が適当なことをほざいていると思った。トップが頭の良いだけでは乗りきれません。社員が多少の不満も言いながらも 社員がそれなりにトップを担ぎ、会社を支えるので進んでいることがお分かりじゃない。トップダウンだけで済めばご意見は正解に近いが、会社組織はそうではないようです。

最後に話が横に逸れるが、先日 YOUTUBEで東大卒で元銀行員の自己破産話を見た。・・・お嬢さんと言うか、育ちが良すぎると感じた。それを思ったのは土地購入などの間に入った不動産屋の云々を語る所である。もう少しフリーランスに近い社会人として 悪人と付き合われると良いかと思った。世の中 いい人ばかりじゃありません。性善説のみではなかなか厳しいです。頭の良いだけでは・・・世の中で歩くには足りません。