YOUTUBEを見ていると ジェットエンジンと燃料について 回りクドク書かれていたので、皆さんが知っていればよいことを書きます。あんな内容でヒット稼いでいるのに呆れる。

とは言いながらタイトルごとにまとめる 読む方の便宜を計らないおじさんのワガママぶり・・・子供との連絡帳と思っていますので、諸兄 お許しください! 

一言 ジェット燃料 JPー4他は灯油です。なお航空用ガソリンもありますがこれはレシプロエンジン用ガソリンです。ここでジェットエンジンまで語ると おじさん機械工学科 流体力学教室出身の「飛行機オタク」のため 長くなるので割愛させていただきます。

ジェット燃料など航空機用エンジン燃料にとって大事なことは水分量です。ジェット機などが飛行する高度では気温がー60℃前後なので 燃料中の水分凍結を防止するため、コアレッサーエレメントというフィルターのような装置を使い出荷配管で水分除去します。

コアレッサーエレメント

製油所によってメーカーなどは異なりますが、国内で代表的なのは富士フィルター工業株式会社などのコアレッサーエレメントなどが使われ、出荷しながら水分を抜いています。

http://www.fujifilter.co.jp/element/%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%EF%BC%86%E3%82%BB%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC/

原理は水分を集め、集まった水滴を大粒化して取り除く。ジェット燃料の出荷基準は JISおよび米軍ミルシート(アメリカ軍ミリタリー規格)他 国際規格にて示されているので検索すれば出て来る。

値段については おじさんの在籍した頃は 民間ストーブ用などの白灯油より安かった。なにせ量を買っていただけますから・・・。石油業界引退30年以上になりますので 今の価格などは知りません。

航空機燃料の将来

将来は水素燃料と考えられ方が多いと思いますが、水素の管理などが難しく しばらくは現状が続くと予想しています。水素は比推力と呼ばれる燃料としてのポテンシャルは高いが、ロケットのように短時間で消費するのではなく、ある程度の時間機体内で保持するため、タンクに断熱と燃料の繰り返しの充填などの耐久的使用があるなどタンク材料の選定が難しい。現在のジェット機などは翼内などにインテグラルタンクとして燃料を搭載しているが、防熱の関係でインテグラルタンクに出来ない。そうなると胴体部分にタンクを設けるしかなく、著しく積載量(人数)の減少が起きる。従って新たな形状・・・翼内に人が乗る無尾翼機などに変更など機体形状の激変から始まる。機体が変われば、飛行場も大きく変わらないといけなくなる。大半の航空インフラが変わることを意味する。

従って水素使用は航空運賃では高騰に高騰を重ねると思う。結論として 航空機燃料の近未来は今とあまり変わらないと予想している。

投稿者

おじさん

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