グランドカバー植物として庭好きの方が利用されるようであるが、この植物 半野生化して広がり過ぎると思うところがある。いつも散歩するコースで水路の石積に生え広がっている。アスファルトとコンクリートの隙間から伸びているものもある。

よく見ると 茎が匍匐(ほふく)し、土に接した節から発根して広がっている。原産地はヒマラヤと聞くと、この強靭さも納得がいく。

石垣nの

あれこれ

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)とは、ヒマラヤ原産タデ科の植物 学名はPersicaria capitata(シノニムはCephalophilon capitatum、Polygonum capitatum) 。

日本にはロックガーデン用として明治時代に導入された多年草である。 花は集合花で、小さい花が1cmほどの球状に集まった金平糖のような形をしている。開花直後はピンク色をしているが、徐々に色が抜けて白へと変化する。 花期は5月頃から秋にかけてであるが、真夏には花が途絶える。ヒマラヤ原産の植物にしては耐寒性はそれほど高くなく 冬季には降霜すると地上部が枯死し宿根状態となり、さらに土壌凍結が起きると根も枯死して全滅する。ただし種子の発芽率が比較的高いため親株が死滅してもこぼれ種で翌年には新たな株が芽吹く。葉にはV字形の斑紋があり、秋には紅葉する。

普通のヒメツルソバ
アスファルトにも伸びているヒメツルソバ
投稿者

おじさん

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