昔から落語の「まくら」に「一年を二十日で暮らすよい男」と、力士たちの暮らしぶりを謳った川柳が使われる。

江戸の定場所が、春・秋の2場所だったので、春秋の合計20日間相撲をとれば暮らしていけることを意味している。

しかし、実は本場所の20日以外にも、地方への巡業や大名家での御用などがあり、川柳でうたわれていたような優雅な生活ではなかったようです。

因みに 熊本藩は相撲行事の家元として 横綱免許の発行などを行う吉田司家(よしだつかさけ)を家臣にもっていました。

当時も今と同じように巡業があったのでしょうが・・・今は本場所が東京,名古屋,大阪,福岡の6場所 そして巡業。

各地で部屋の後援会 つまり「谷町 タニマチ」とのお付き合い、いつの世も同じかと思う。

谷町

タニマチ(谷町)とは相撲界の隠語で、ひいきにしてくれる客、または後援してくれる人、無償スポンサーのこと。

プロレス界などといった他のスポーツ、また歌舞伎界や演歌界を中心に芸能界でも幅広く使われる。

野球界でも使われているが、こちらは厄介かつ悪質な取り巻きといった意味として使われる事が多い。

大阪谷町を語源に持つと言われる言葉です。

「タニマチ」の語源は諸説あるが、有名なのが、1889年(明治22年)に大阪市南区(現中央区)谷町6丁目で外科「薄病院」を開業した薄恕一(すすき・じょいち 1866-1956年)。

幕下力士のために、病院内に土俵を設けるほどの相撲好きで、幕下力士を無料で治療したり、小遣いを与え、「貧乏人は無料、生活できる人は薬代一日四銭、金持ちは二倍でも三倍でも払ってくれ」と言う方針を貫いたと伝えられている。

番付

番付(ばんづけ)とは大相撲における力士の順位表のことで、もともとは紙ではなく、興行の場所に板に記して掲示していました。

勧進相撲の興行体制が整うに従い、広く多くの人々に力士の名前や序列を知ってもらえるように、木版印刷の番付を発行するようになりました。

江戸時代には、この相撲番付の形式をまねた「見立(みたて)番付」と呼ばれる様々な番付が生まれます。

一番有名なのは長者番付ですが、全国各地の名所・温泉、江戸の有名な料亭、寄席芸人、学者など、様々なものを順位付けした見立番付が作られました。

こうした番付文化も大相撲が生み出した文化のひとつでした。

因みに「別格のナンバーワン」は行司の位置に書かれます。大関(横綱)はこの次となります。

知っていれば・・・NO.1を探すのは直ぐとの豆知識です。

桟敷席

コロナのため、今回の大相撲 前半は砂被りなし 桟敷席なし。後半 桟敷席一人の様子で羨ましい状況でした。

おじさんサラリーマン時代 何度か桟敷で接待役をしたことがあります。桟敷席は小さくてこんなところに4人と言う代物です。

日本人が小さい頃の名残でしょうか?

これを相撲茶屋さんが持っているのですが・・・おじさんの勤め先が 相撲協会の後援してましたので・・・場所ごとに桟敷席が確保されていました。

おじさんの所属していた部署は2回/1場所 使用を確保していました。

そこに地方の相撲好きのお客様をご招待してました。

おじさんが 何故行かされたかと言うと、お客様2人が前であぐら座り、酒肴を置いていると後ろの隅で足を崩せず正座をしないといけません。

イメージし易いように 前から右,左,右と少し互い違いに座る。間に酒肴とお土産 桟敷はそれほど狭い。

おじさん板の間でよく座らせられましたので、慣れていたためです。(何故慣れてたかは話したくありませんが・・・)

お茶屋さんの案内で桟敷席に着くと飲み物(ジュース,ビールなど)飲み放題 焼き鳥食べ放題。

そして弁当&手土産(これがべらぼうに大きく重たい)を渡されます。後は・・・・好き放題。

上司は 国技館外の料理屋さんで待っているというのが常でした。

相撲見るより客の頭を眺め、気を遣うだけ・・・いいもんじゃありませんでした。

でも 趣味はありませんが 男ながら 関取の肌の状態 瞬間惚れ惚れします。

相撲場風景

「大安売り」上方落語の演目である。長らく埋もれていたのを、昭和40年代後半に長老の橘ノ圓都が若手に伝授したネタである。

比較的軽い話でくすぐりも多く、上方では桂三枝(現・六代桂文枝)も若いころは好んで演じていた。

もう一つも 相撲場風景(すもうばふうけい)も上方落語の演目の一つである。「角力場風景」ともいう。

六代目笑福亭松鶴の得意でネタであった。スカトロ的下ネタ風ではあるが、松鶴はカラリと演じており、ドタバタ騒ぎのおかしさが表現されていた。

またこれを 東京の八代目雷門助六は「こり相撲」の題で演じていた。

東京落語では 阿武松(おうのまつ)のちの第六代横綱になった出世力士の一席があるらしいが 聞いたことがないので 分からない。

まあ これからはヒマ人・・・ゆっくり探していきたいと思う。先が長いことを希望しているが・・・こればかりは落語の「死神」のようにはいけない。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です