コロナによって会社業績急落し、回復が遅れている。企業は最大の費用 人件費削減に踏み込んでいる。銀行,上場企業と言わず 報道されている。

先月末は3か月の区切りの月である。知人の派遣の方はどうかと気にかかる。

友人との電話のなかで 派遣のみならず、中高年の正社員も対象となっているようである。

少し前の プレジデントオンラインの記事に三戸 政和(みと・まさかず)氏の「まもなく絶滅する「普通のサラリーマン」を待ち受ける三重苦」という記事を再度読んだ。

サラリーマンの受難とタイトルを付けたが諸兄はどうお考えだろうか?

おじさんなんかは組織の中で働くのは75%。遊んでいるのは25%居るのが普通であって、それでよいと思ってきた。

入ったばかりの社員に 仕事を教え給料を支払い 使える人にする。

下手に動かれ かき回されることのほうが 後始末が大変だった。

正直 リモートでどうやって新人を育てるのか 疑問に思う日々である。

■働かないおじさん

「日本型雇用システムを象徴する40~50代の「働かないおじさん」や「妖精さん」の処遇を変えることが、日本型雇用システムからの脱却につながる。必然として「40代強制定年」が進んだ。」

「要は、これからは会社に食べさせてもらっている人は生き残れず、自分の力で食べていける人だけが生き残るようになる。そして、自分の力で食べていける人にとって、会社に所属するかしないかは二次的な意味しか持たないようになっていく。」

これを読んでいると子供達の言い分が浮かぶ。「一人で大きくなったのか?」と いつも問いたかった。

三戸 政和氏にも子供に聞くのと同様に聞いてみたい。

おじさんも経営から言って「働かないおじさん」は余分である。高い給与は払いたくないのは当然である。」までは「そうだ」と思うが・・・「クレーム処理 その他経験や人間力を使う業務がある。

如何に彼らを選択&処遇していく方法までを考える」のが経営であると思っている。

彼のような言い分は「マネージメント」以下であり 企業の継続性そして拡張性を損なう恐れがある。

とは言っても近況を見ていると、整理解雇の要件を満たすような企業業績を見ると、一考の余地も無くなってきたことも理解できる。

否定しきれないジレンマがある。

■消費税

おじさん 5年程前まで「スモールカンパニー」を目指そうかと考えていました。

途中 消費税について見直しあり、内容が確認できたので中止した。

理由は 2023年10月1日からは仕入税額控除の方式として、適格請求書等保存方式(インボイス制度)となります。

おじさんは物品を販売していない「設計あるいはエンジニアリング業務」ですので、売り上げ原価=人件費+固定費 程度です。

業務が忙しくなれば 同業者さんにお願してました。そうなると こちらは課税業者、支払先は非課税業者となります。

一人親方の下請さんの消費税納税分負担を考えれば おじさんの会社の利益が減り、消費税課税業者に変更をお願いするのも迷う・・・外に出すのを止めて パートさん雇うと・・・景気次第で 辞めてもらうという事態も考える。

しんどいな・・・正直面倒くさくなりました。

■起業はあまくない

今回 取り上げた 三戸 政和氏 著書に「60過ぎたら、退職金で会社を買いなさい」があります。

こんなの読んで単純に!起業したらダメですよ。

おじさん過去のブログで何度も言ってきましたが、世の中そんなに甘く無い。

サラリーマンしようと職安に行っても「ダメの嵐」。50代でも同じでしょう。キャリアがあっても派遣が精一杯です。

最終的には 個人が決め自由に生きることを 目指してのことなら反対はしません・・・・

しかし ある程度のジェネラリスト感覚持っていないと、経営は持続できません。

専門バカでは会社経営は無理です。そうでなければ・・・それなりの態勢が必要です。

資金バックアップを受けられる、夢を一緒に観て 低賃金で我慢できる仲間がいるなどです。

IT業界,美容業界・・・その他 若者が飛び込む業界 見てるとこの傾向が強いのが解る。

確かに中小企業が後継者不足で事業承継に難がある時代です。着想はいいが起業する方の資質が問われます。

それに「運」「メンバー」もありますので なかなか会社継続は大変です。

確かにうまく長く続けて行ければ・・・・それなりに自由で「ハッピー」になれます。

出来れば 三戸 政和氏に聞いて見たいのだけど

「証券会社,銀行 退職後 ホームトレーダで儲けてるのいます?」

そんなものです。 古人曰く「言うは易く 行うは難し」

投稿者

おじさん

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