おじさんの姉の家では墓を将来整理しないといけないかも・・と話していた。子供はそれぞれ長男と結婚しているので・・跡取りはいない状態である。また義兄の兄も子供が居ないので跡継ぎはいないとのことで、墓の将来は後日決めるようである。
最近は墓を管理しない家も多く、実際 おじさんの隣のお墓が雑草だらけになっている。この正月前にもおじさん仕方なく大きな雑草は引き抜いて・・我が家のごみと一緒に捨てた。奥さんはお参りしてるのでは?と言っているが、墓前に缶コーヒーを夏から置いているので、錆びて石材にシミを作らないかとは思っているが・・缶を退けるなど・・そこまで立ち入るのも疑問に思って放置している。
先日亡くなった自治会長は墓地管理委員も務めていた。前自治会長が墓地管理委員を務めていたが、健康と歳を理由に 急遽引退した。仕方なく他の方に持って行ったが断られたようで、仕方なく後釜になった。その引継ぎの経過は2人から断片的に聞いていたが・・最近は除草剤を蒔き、立ち枯れた花などを清掃するなどの費用でぎりぎりと聞いていた。一昔前 将来に備え墓地拡大のため隣地購入したが、その区画が売れないのも原因の一つである。また各家で墓石整理をしてまとめるなどして、墓地の占有面積自体が減るなどしたらしい。そんな訳でおじさん家の墓の裏にも・・空いてますとの表示杭が建てられている。墓が無くなった原因は跡継ぎがいないのか?子供の転勤に伴う移動なのか?詳細は分からない。墓地管理委員会では 墓土地が売れたら良いのにな・・が現在の委員の心境のようである。墓土地が売れないので・・墓地委員会のメンバーは無償奉仕となっている。
我が家の墓は2基。ばあ様とひい爺様まで住んでいた地区の墓は土葬だったのを 今住んでる地区に移転した。ところが移転の目的で掘り返したが、骨などが無かった。そこで 「昔の墓下の土」を納めただけの先祖累代の墓と父以降の墓である。墓を移転した際の写真を見ると おじさんが3歳の頃である。
おじさんは取り敢えず後10年 お墓を守るのは大丈夫だろうと思っているが、実際どうなるか?は将来のことなので分からない。先日も自治会の資料を届けるのに横を通ったので、お墓に異変はないかと、言い方は良くないが「ついで参り」と・・帰り道に立ち寄ってお参りした。ウオーキングついでに立ち寄れるのは 田舎ならではということである。
地震などがあると墓石が倒れていないのか気になる。昔のものなので 最近のように上下をステンレス棒などで連結していない。おじさん家(ち)の墓は倒れ易いだろうと思う。しかし ギリシャのパルテノン神殿の柱も短い円柱を銅の棒を差し込んで緩く固定されていてたが・・現在では多くは倒壊している。現在立っている柱の多くは20世紀に復旧したものである。そんなことを知っているのと、墓土地は墓設置時 地面を硬く締めないので、液状化も起こり易い。墓地のある地区(字が古川との地名)なので、沖積世以降の砂地であり、多少手を入れても対液状化での効果は小さいと判断している。従って地震が発生した際は・・液状化が起き・・「運が良ければ大丈夫」と思っている。なお この話は近所に同級生などが、親が亡くなり墓を建てたり 直したりし始めているので・・「最近の墓は・・」と聞いても、ステンレス棒と接着剤で上下連結補強しただけでは?はダメだろうと思っているので・・頷くだけにしている。