人間 勝つよりも大事なことがある。第一は負け方を知っておくことが大事である。次は負けてどう考えるか・・以前日本海軍の五省(ごせい)について書いたが、おじさんは「卑怯な振る舞いなかりしか」と加えて六省としている。正々堂々挑戦あるいは戦い、結果負けては仕方がない。相手を称えるべきと思う。

毎度勝つためには地力を付けなければ無理がある。同時に戦い方を進化させないといけないと思っている。

現在サッカーワールドカップが話題の中心になる。戦いはグループとトーナメントに分かれる。16チームまではグループリーグで上位2チームを決め、以降はトーナメントとなる。歴代の強いチーム特にブラジルなどを見ていると、グループでは負けない試合を組み立てる。トーナメントになれば勝ちに行くようにしていると考える。

グループでは今回のスペイン・コスタリカのようにが大差で勝敗が決まらなければ、得失点と勝ち点制度の為、引き分けを重ねれば勝ち残れる可能性が高い。良くマスコミが言う「負けられない戦い」=「戦いに勝つ」が全ての試合で適用されるのは半ば間違いである。「勝つ」だけとはニアンスが違う。グループリーグでは「引き分ける」ことも同様の意味がある。

トーナメントでは全試合が本当に「負けられない戦い」となる。そこで終了するからである。因みに 戦うのはプロ達であり、国の威信も背負うが自身の稼ぎも考える。そう言う訳で、選手個々が怪我をしないが 目立つように戦いを進める。引き分けつまり負けなければ良いと 選手個人個人の考えが統一されているので、グループリーグでは勝ち方に無駄がない。

グループリーグでエンジンがかかるのはここで負ければあるいは勝たなければ終わると言う時である。引き分け出来ない場合である。

おじさんは良い意味での負けを認めることが次につながることだと思う。グッドルーサーこそ強くなるための始まりと思っている。

常勝

勝ち負けに拘ると碌なことはない。勝ちと負けとの結果に拘ればどうしたら真に勝てるかの道つまり強くなる道筋が見えなくなる。この延長に常勝がある。常勝巨人軍・・おじさん「巨人・大鵬・卵焼き」の世代であるので常勝が好きである。

多少負けても、遠周りしても常勝に辿り着ければ良い。辿り着かなくても近づければよい。

宮本武蔵など剣術での試合では、生死がかかっている。何をしても勝ちに行くことも理解も出来る。個々の生死がかかっていないので話が違う。4年後には再びチャンスが巡って来る。選手で戦いに思いが残るようであれば、代表に再チャレンジ・リベンジすればよい。

おじさんグループリーグのスペイン戦でのゴールに感動した。ペナルティエリアに日本選手の5人以上がなだれ込んで相手のクリアミスがあれば・・・一気にいうことに感動した。三苫のクロス・よく言われる1mmのタッチラインをきったかどうかよりも、全員が最後までゴールに向かって行った姿に感動した。結果は田中のゴールとなったが、それだけではないと思えた。前のドイツ戦・コスタリカ戦しかり、チャンスと見ればゴール前にラッシュをしていたことが良かった。獲物を倒すオオカミ・ライオン全て同じである。 深夜クロアチアとの試合があった。まあ どちらが勝っても良いと思いながら、TV観戦・応援した。

結果はPKで日本が負けたが、日本及びチーム各位が「グットルーサー」であることを望んでいる。

今回 残念に思うことは 延長に入り選手の疲れもあるのだろうが、ボールを保持しようと努めている姿が 従来の日本代表に重なり残念であった。ボールはいくら保持しても点には結びつかない。点差がある状態では、ボールを保持することは大事と思う。攻めることは 守備することから考えれば穴を作りやすい。マネージメント的には大事と思う。点差がなければ意味がない。保持率などは試合結果的に出される数字である。

「勝てない相手に負けても 拳一発でも当たっていれば納得がいく」とのおじさんの性格からか?気に入らない。

次回ワールドカップ さらにステップアップされることを期待する。

投稿者

おじさん

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