散歩していると家々に植えられたミカンの匂いに、めまいがしそうと思うまで強烈に香ってくることがある。印象では 春はフジ・ジャスミンなど競い合うように香りの強いものが多いようである。

ミカンは日本原産ともいえる植物である。花の芳香には心が揺さぶられる甘美さがあります。 咲き誇る白い花から漂う香りは、柑橘系の例に漏れず爽やかで、ジャスミン様(よう)の妖艶な甘さが感じる。それにしても おじさんの力量が足りないためか、香りを表現するのは難しい。

調べていくと、みかんの花のハーブ名はネロリと言うらしい。ネロリは・・と続いていく。おじさんアロマのネロリは知らないが、みかんの花は子供の頃から知っている。

更にネロリは 天然の精神安定・強い回復系アロマとして人気が高いとある。正確には、ネロリはビターオレンジ(和名は橙)の花から抽出されたもので、栽培にも時間がかかるため希少な精油の一つと言われ高価であるようだ。

ミカンの花

おじさん家(ち)の庭には ダイダイが植えられているのでよく香りは嗅いできた。おじさんが子供の頃植えられたものであるが、最近は実も少なくなったので、ばあ様が庭師さんに頼んで枝を切り払い 再生を狙っているようである。素人では出来ないのでこの辺りも若い頃、父達から学んでおけば良かったのかと思う。「後悔先に立たず」と改めて思う。

人生多くのことに通じる格言である。それ故「思い立ったが吉日」と好奇心を持ちながら生きることをお勧めする。

あれこれ

ウンシュウミカン(温州蜜柑、学名:Citrus unshiu)は、ミカン科の常緑低木またはその果実のことを指す。様々な栽培品種があり、果実は食用にされる。

「みかん」は、三国志演義中で蜜柑の産地とされる中国浙江省の温州市から取られ、江戸時代の後半に名付けられたとの説がある。温州から入った種子を日本で蒔いてできた品種であるとの説に由来する。現在 原産地は日本の薩摩地方(現在の鹿児島県)の長島であると考えられている。2010年代に行われた遺伝研究により、母系種は小ミカン、父系種はクネンボと明らかになっている。

「蜜柑(みかん)は蜜のように甘い柑橘の意で、漢字では「蜜柑」「蜜橘」「樒柑」などと表記される。

歴史史料上は「蜜柑」という言葉の初出は、室町時代の1418年(応永26年)に記された伏見宮貞成親王(後崇光院)の日記『看聞日記』で、室町殿(足利義持)や仙洞(後小松上皇)へ「蜜柑」(小ミカンと考えられる)が贈られたとの記述から始まる。

江戸時代には紀州ミカン船の紀伊国屋文左衛門の話にあるように、江戸庶民にも甘い柑橘類としての認識があったものとみられる。

おじさんは落語好きなので「千両ミカン」をご披露したい。

https://www.youtube.com/watch?v=QMKeWEkHJmg
懐かしい桂枝雀さん 今なら冷凍みかんと言われそうな時代になってしまった。
投稿者

おじさん

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