定年後にヒマになるのは限られた人たちであると思う。どのような人生を歩んで来たかと思うと興味はあるが、取り立てて知りたいとは思わない。おじさんはサラリーマンと自営業 両方で生きてきた。組織の中で生きたことしかない方と違い、男一匹と云う環境でも生きてきたからである。

話を聞いていると 定年後はヒマという方の多くは サラリーマンとしてそれなりの地位にたどり着かれた方、あるいはそれなりの努力された方と思う。地元での活動など熱心にやっていてはどうしても 会社の仕事に差し障るなど、どちらを優先するかとの問題があった結果と思う。また会社内でのクラブ活動, 友人とのゴルフなどもあり 会社関係以外の時間配分がどうしても窮屈となる。

このあたりが老後の生き方の違いを生むと思う。会社と違い 老後は上下もなければ、指示命令などないのが普通。おじさんに言わせると「ヒマなら 周りに関心を持ってウロウロしろ!遣ってみろ!話しを聞け!参加しろ!」というだけである。これが出来ないと 定年後は楽しめない。

因みにおじさん 昨日に続き 本日も神社の飾り幕と提灯取付作業でした。今夜 雨が降らず、強風が吹かないことを祈ってます。今朝も風が冷たく 手が凍えて紐が結べない。

今日は大晦日 良い年が来ますように! 皆様一年有難うございました!

ゲマインシャフト

共同体という意味のドイツ語 である。 地縁、血縁などにより自然発生した社会集団とされる。

テンニース(1855-1936)は、人間社会が近代化すると共に、地縁や血縁、友情で深く結びついた自然発生的なゲマインシャフト(Gemeinschaft、共同体組織)とは別に、利益や機能を第一に追求するゲゼルシャフト(Gesellschaft、機能体組織、利益社会)が人為的に形成されていくと考えた。

個人は生活費を稼ぐため 勤めなどに出る。会社は典型的ゲゼルシャフトである。しかし地元では 自治会員あるいは祭りのメンバー若い衆として ゲマインシャフトの中で生きていく。時間的にも勤める時間が長い。このように考えると 定年後ヒマになるとの大半は、ゲマインシャフトを体験せず生きてこられたからと思う。

ゲゼルシャフト,ゲマインシャフト両方で 責任ある社会人となるのが理想ではあるが難しい。どうしても 十分な給料を取り 妻子を幸せにしているなど、自己満足なものになりやすい。またこれほど地域社会に奉仕しているのに・・・と自己主張的なものが出過ぎたりする。人間 自分をどうコントロールしても、上手く生きるのは難しい。

奥さん

退職後 奥さんに「在宅」を煙たがられることなどを良く聞く。奥さんが地元で人脈づくりの努力をした結果 老後も自身の付き合いがあるからとの声もあるが、意識しなくともゲマインシャフトでの日々は自然にそうなると思う。子供が居れば 益々補強されていく。我が家の奥さんも子供の幼稚園からの知人,ガールスカウトなどの地域の知人そして同じマンションの奥さんたちと仲良くやっていた。今も年賀状のリストに上がり、ラーメン他の物産交換をやっている。

なお 話を聞いていると 奥さんの知ってることとおじさんの知っていることに 質的違いがある。最近はそれなりに聞くようにしたが・・・・聞いていると内容が前後する。ばあ様とも同じ。

行事あるいは役目にて 近年老人会役員の若年化と自治会役員の高齢化が同時発生。また若年層の人数の減少など 色々変化している。奥さんたちは状態が分かっていないので、昔は・・・とすぐ出て来る。情報の上書き訂正・修正が少ないことに気付いていない。

また 価値判断が単眼的なので、逆にこう考えられるなど複眼的思考がないことが多い。まあ 奥さん,ばあ様 思うままに 適当にやってますので おじさんも適当にしてます。その為「おじさんは 何も聞いていない」そうで・・・お互いさまと思いながら生きてます。

ガーデニング押しの諸兄・同級生の言うことには 夫婦共通の趣味と出来るとガーデニングを薦められたが、奥さんは虫嫌いなので無理。おじさん自身も 逃げ込む場所作りに近いと思うのでまだ早いと思っている。

人はみな違うので老後の生き方も、それぞれが決めれば良いと思う。人は千差万別 これが基本で、横を向いて倣うだけは良くない。

投稿者

おじさん

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