アロエは昔から「医者いらず」と呼ばれ薬効がある植物として有名であった。子供の頃 火傷をした際 皮の片方を取りゼリー状の部分を押し付けられたことがある。今も健胃や便秘薬として生葉の透明な多肉質部分を食したりする方が大勢いるようである。

通りかかる畑の道路側にアロエが植えられており、最近 穂が伸びて咲こうとしている。

アロエが咲き出した

あれこれ

アロエ(蘭: Aloë)はツルボラン亜科アロエ属の植物の総称であり、多年草または、低木および高木となる多肉植物である。南アフリカ共和国からアラビア半島まで広く分布し、古代アラビア語のalloeh(苦みのあるの意)に由来し、葉に苦い汁があることににちなみ名づけられている。

エジプトやギリシャなどで紀元前から利用が確認され、日本には鎌倉時代に伝来したとされ、現在はキダチアロエ (Aloe arborescens) が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの太平洋側の海岸に逸出し帰化(野生化)している。おじさんが普段 目にするのは キダチアロエである。

キダチアロエ(木立蘆薈、A. arborescens)は観賞用、食用として栽培され、家庭で多く植えられているアロエで、キダチロカイともよばれている。南アフリカ原産。

日本では、太平洋側に繁殖し、人家で栽培されている。「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がって木質化し、成長につれ枝は多数に分かれ、高さは1メートル以上になる。葉は灰緑色の多肉質で、縁には角質三角形のトゲが列をなして生え、葉の基部は広がって茎を抱く。

暖地では戸外でも育ち、夏に葉腋から花序を出して、冬に赤橙色の筒状花が垂れてつく。葉の外皮は苦味が強いが、葉内部のゼリー質はアロエベラと変わらず苦味はない。ワシントン条約によって輸出入は制限されている。

アロエの花序根元
12/10 進むのはゆっくり
投稿者

おじさん

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