少し前 金木犀が咲き終わったが 今週はヒイラギの白い花が各所で咲いている。

おじさんの地域のヒイラギは ほとんどがヒイラギモクセイである。

ヒイラギは昔から鬼門方向など植えられているので、建物の北側などではよく見かける。

鬼門除けとして 家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)にナンテンの木を植えると良いとされている。

柊鰯(ひいらぎいわし)は、節分に魔除けとして使われる、柊の小枝と焼いた鰯の頭、あるいはそれを門口に挿したものをいう。

柊の葉の棘が鬼の目を刺すので 門口から鬼が入れず、また塩鰯を焼く臭気と煙で鬼が近寄らないと言う(逆に、鰯の臭いで鬼を誘い、柊の葉の棘が鬼の目をさすとも説明される)。日本各地に広く見られる。

古木なので葉のトゲが少なくなっている

あれこれ

ヒイラギ(柊・疼木・柊木、学名: Osmanthus heterophyllus)は、モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木の1種。

和名は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」旨を表す日本語の古語動詞である「疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ」の「疼(ひひら)き・疼(ひいら)ぎ」をもって名詞としたことによる。

葉は対生で、革質で光沢があり、その形は楕円形から卵状長楕円形をしている。その縁には先が鋭い刺となった鋭鋸歯がある。

老樹になると葉の刺は次第に少なくなり、縁は丸くなってしまう。おじさんの経験上は 樹高 2mあたりからトゲが無くなるようである。

花期は11-12月であり、葉腋に白色の小花を密生させる。雌雄異株で、雄株の花は2本の雄蕊が発達し、雌株の花は花柱が長く発達して結実する。

花は同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香がある。

クリスマスの飾りに使うのはセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium)であり、「ヒイラギ」と言っても別種であり、それだけでなくモチノキ科に分類され、本種とは類縁的には大きく異なる。

セイヨウヒイラギ

斑入りヒイラギと抜け殻
古木なのでトゲなし葉が多い

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です