江戸時代の元禄の頃 活躍した人物に井原西鶴がいます。ベストセラー小説を書き「好色一代男」「日本永代蔵」で評判を取りました。

その西鶴が、書き残しているのが「商売人の三原則」です。

「商売人の三原則」とは、

①才覚(才能・センス)

②算用(そろばん勘定)

③始末(節約)

最近 始末を「後始末」とこじつける人が多いが、西鶴は大阪人ですから 単に「節約」のことです。

上方落語に「始末の極意」と言うのがあります。木の枝にぶら下がり 手の指を小指から離していくと 最後に残る形は・・・・と言うものです。お分かりになれますよね 手の形!

時代の変化による追加を考えると「情報」が来るかと思いますが、これも取捨選択がありますので「才覚」と一括り出来るのかもしれません。

■借金

おじさんは父から 「お金を借りること 借金」と「金利」について何度も教えられました。

休日 朝夕を問わず日々金利が付き、借金は膨れ上がる。1日でも早く返すことだ。

逆に言えば 「金を貸せば」逆になる。回収がしっかり出来れば 儲かるのは想像出来る。

でも人の親として「お金を貸して儲けるのは 恨みを受ける恐れがあり出来ない」までは 子供のころ聞いた。

大人になって 父の行動を考えるとそこで止まってはいなかった。「嫌なこと」「危険なこと」は人にやって頂くため「銀行で運用」あるいは「証券類出資」などしていた。

なお 父は性格的に遊ぶのが好きだったので 残した財産は少なかった。残してくれてたらと思う反面 「分かちゃいるけど やめられない」が人間と理解出来た。

■金利

日本の高度成長期には 普通預金の金利が3%以上でした。今の金利、0.001%の3000倍です。

1980年のヒドイ時には、定期預金の金利が8%だったこともある。金利8%を複利で運用すれば、9年で元本が約2倍である。おじさんも当時 父から勧められて、銀行の扱う抵当証券で運用した経験がある。

現在も どことは言わないが 6%以上の金利を謳う不動産投資会社がある。会社を運営して利益率,銀行借入利息を考えれば、当然疑問に思う。疑問を持たない方は・・・欲なく 無理をせず 生きた方が良いと思う。

現在 ジャパンライフの詐欺がニュースになるが、おじさんは引っかかる奴も 欲の皮が・・・と思う。

もっと言えば キツネとタヌキの「化かし合い」の結果と思う。どちらも善良 無過失と思えない。

■不労所得

ほかの仕事をしている間も寝ている間も、毎月安定した収入を得ることが出来るものあるのか?

昔は不動産投資(ビル箱貸し)などトラブルもほとんど無く、地価の上昇あるいは建物の評価アップも期待できましたが・・・現在は難しいと思います。選択を誤れば 「奈落の底」です。

FXなどは周囲で天国地獄の発生があり、知人で不幸な結末見ましたので、ハイリスク金融商品もお勧めできません。

まあ分かっていればここには書かず こっそりと!小さなことからコツコツとやります。

投稿者

おじさん

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