家から500m程離れた廃屋にアメリカノウゼンカズラが繁茂し出した。ツルが伸びて所々に花が咲いている圧巻の光景となってしまった。アメリカノウゼンカズラがこれほど日本の風土に定着するとは思いもよらなかった。屋根の瓦は土の上に乗っている構造の為、別の方向では瓦の隙間から突然アメリカノウゼンカズラが伸びて花が咲いている。
長く植えられ適応したと見える。同様に近所にフジと間違うような太い幹があるノウゼンカズラもある。こちらは定期的に庭師が入り管理されている。こちらも独居老人に一人暮らしの為、将来は判らない。
ノウゼンカズラ類も モジャハウスを作るツタ同様、植栽としては良いのか悪いのか判断が付きかねる。自然は大きい。
あれこれ
アメリカノウゼンカズラはノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属。
子供の頃見ていたのは オレンジ色のラッパ形お花を付けるノウゼンカズラ(凌霄花、ノウゼンカズラ科)のお友達である。
アメリカノウゼンカズラは赤の花を咲かせる。花の盛りは盛夏だが、初秋まで次々と花をつける。ノウゼンカズラは中国原産のツル性植物で、古くから観賞用に植えられている。
片や アメリカノウゼンカズラも同じようなもので 原産地は北アメリカ南東部 つる性木本。
気根を多く出して壁や木に付着して這い登り、葉は対生する長さ20~40cmの奇数羽状複葉で、小葉は7~11個つきます。小葉は長さ2.5~10cmの卵形で、粗い鋸歯がある。
葉の裏面には毛がはえます。新しい枝の先に集散花序をつけ、4~12個の花をつける。
花は赤橙色で、長さ7~9cmで筒部の長い漏斗形となり、先は5裂し、裂片はまるい。萼は花色と同じ赤橙色で浅く5裂して、萼裂片は短い。果実は蒴果で、種子には翼がある。