奥さんは繰り下げ受給を目指して年金を受給することなく、早3年を迎えようとしている。このところの物価高におじさんの年金とバイトで対処しているのだが・・おじさんの小遣いなどはほとんどなくなり・・万年ピ-ピー状態である。物価高騰時代に年金とパートのダブルインカムを考えて頂きたいが・・話してもダブルインカムと言う考えがない。つまり 働きながら年金を受け取ると言う考えがないことである。
年金停止は50万円(より正確には・・51万円)を超えてからのことであり、受け取っても貯金あるいはNISAなどで運用すればよい。つまり プール金としておけばよい。奥さんの収入からすれば・・完全に問題ない。
年金の増加についても70歳までなら 厚生年金を納めれば年度ごとに見直され支給される。ところが 奥さんに話しても、年金を受けながらパートしてれば 厚生年金が70歳までは増えていくと言う考えがない。貰い出したらパートに行けないと思い込んでいる。画して おじさんの年金を使って・・おじさんの小遣いを減らして・・この物価高に抗うことになる。一方奥さんとくれば 家庭菜園の野菜はフル活用で、渡した生活費に自身の負担をしないように努力する。最近食卓を見ていると・・家庭菜園の野菜だけで構成されていることが多い。思わず「坊主丸儲け」との言葉が浮かぶ。
繰り下げ受給をしても 損益分岐は80歳中盤である。貰ったものを使ってしまうのが人間の常なので、心意気きとしては理解できるが・・遅らすと考えるよりも 受け取ってないと思いながら予備費あるいは積み立てるのが良い。繰り下げ受給について 令和4年の厚生労働省の統計では 実際の繰り下げ受給者の割合は 2%以下である。やはり世間は生活と寿命を天秤かけて考えれば・・適切に貰うことが普通のようである。奥さんはこんなこと知っているのか甚だ疑問に思っている。
そして おじさんの死後に発生する寡婦年金額は 夫の第1号被保険者期間だけで計算した老齢基礎年金額の4分の3の額となる。おじさんの厚生年金額の4分の3になるので、奥さんの受給する厚生年金額と比べれば・・と言う話になる。このあたり理解してれば繰り下げし過ぎるのもバカな話となると思っている。2人で長生きできれば 高額年金受給者となれるだろうが、そうは「イカの金玉」と理解している。