歳を取って来ると 毎月一回の受診が欠かせない。受診は毎度問診中心であり、血液検査が2月に1回、その後1月分の薬を受け取る。薬はジェネリックであり 受診料も抑えられているが・・支払いを平均すれば5000円プラスと言ったところである。おじさん 日本人の長生きの原因の一つは高血圧・血糖・中性脂肪などの基礎的代謝を薬でコントロールしているからと考えている。三人に一人が65歳以上の国なので、おじさんのような生活パターンの高齢者は多いと思っている。血糖が高ければ血栓による脳梗塞・心筋梗塞狭心症などが発生し易い。また 血圧が高ければ血管の破裂・破断が発生し易くなる。おじさん同様の注意・治療をする成人病高齢者は多いと思う。

 たまに おじさん如きは足元にも及ばないご高齢者が、チョメチョメの薬も!と余分なものを貰っていくのを目撃する。介護保険でおじさんの支払う診療費の1~2割での費用を支払っていく。若いものに迷惑をかけている意識はないようである。豊かな老後を孫子世代にも 幾らか残して・伝えてやりたいと思う意識はないのだろう。

 ガンなどは遺伝子の乗り換えなどにより発生するので、こればかりは 高齢となれば細胞の更新回数も多くなっているので、確率は上がる一方となり 止めようがない。出来ることは極力 細胞の染色体への影響を与える食品・薬剤などに注意することもあるが・・そこまで気を遣うことは ストレスになる。従って 対処策は お気楽・自然に暮らすしか方法が浮かばない。ついでと言うことで・・おじさんは自然のままにと思い、無理な延命・高額な医療なども望んでない。適当に生きて 迷惑最小を目指し この世を去りたい。

 2024年、3人に1人が65歳以上となり、団塊の世代も後10年もすれば、彼らの過半数の年齢が平均寿命オーバーとなる。2035年頃には、多死社会となり 葬祭・火葬場が不足していく。その頃から 医療での患者数も次第に減っていく。おじさんの大学時代に医学部の増設・増員が決まり、一県一医学部体制の先駆けとなった。おじさんの同級生と少し上の世代が新設された病院にて 30歳過ぎで管理職である医長などになっていった。その為 5年ほど下の世代が割を食うように ひらの医師として長年勤務していた。同窓会などの飲み会で、同級生は下に迷惑を掛けているので・・早めに辞めないと・・などと・・言いながら・・殆どが60歳までは 勤め先を変えたり、開業医になるなど 勤務医は辞めなかった。10年後を考えれば・・医師免許は死ぬまで有効なので 医者の数も増えていくので、相対的患者不足が起きる時代となる。しかし ボケて不適格でも医師免許は失効しないので、制度上は医者のままである。

 医者は日本のエスタブリシュメントの一角でもあり 高学歴者も多いので、医者の数を維持するために 高度医療での分業化などで調整しだすかもしれない。勿論 社会階層を利用して 医療は医師を確保できるように コストはアップしていくと思っている。

 最近「即美」という単語を聞いて驚いた。若い医者が診療科を巡り 自らの知見を広めることをせず、研修・即美容整形に進むと言う。人の体を預かる者が この堕落・・生死に関わる産婦人科医・外科医が少ないことを考えれば・・医者の質もそれなりになって来ていると思われる。

 おじさんは ボチボチ社会の片隅で・・楽しく暮らし ピンピンコロリ寿命が尽きて死ねたらと願うだけである。

末法の世の中・・この流れ 仕方ないか?

投稿者

おじさん

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