野良猫が登って破れてたと思われる不織布を外して 新しい不織布に交換した。中の苗の様子を見ると 不織布が破れて中に落ちたので、苗が乱れて倒れていた。予想通りの状況と思われる。そこで支柱を増やして補強した。取り外した破れた不織布は2つに分けて、ミズナとサニーレタスの上に掛けた。「少し破れたくらいで もったいない」と言う当たり前の感覚であるが、これでミズナなどの成長が良く成れば・・と全面拡大も視野に入れている。「転んでも ただでは起きない」ように心がけるのが大事である。
先週から ばあ様のデイサービスの日には 1000倍に薄めた液体肥料を掛けることにした。2週目で心なしか緑が濃くなったように思える。ミニチンゲンサイのタネ購入でホームセンターに行った際・・安売り品の衝動買いで450円×2本で購入したノンブランド液体肥料だが、1000倍に希釈するのでほとんど減らない。この冬は確実に空にならないだろうと想像している。
基本的に追肥としては粒状の化成肥料を与えているのだが、近日雨が降らないので肥料が効くわけもない。それを補完する意味合いである。与え過ぎれば生理障害が発生する恐れもあり、葉物野菜などは苦みが出やすくなる。追肥で鶏糞は近所迷惑と 臭気が気になるので使っていない。
本日は ネットで散見するホウレンソウの発芽不良について、諸兄の参考になればと思い書いておく。
おじさんは耕す際 元肥としてホームセンターで安価な発酵鶏糞を購入し、それなりの量を入れる。鶏糞は苦土石灰と同じくらいのアルカリ性のため、 もし土づくりのために、鶏糞と苦土石灰を一緒に撒いてしまうと、土壌がアルカリ性に大きく傾き、作物は育たなくなる。 そのため元肥に鶏糞を使う時は、石灰を撒かないか!あるいは少しだけとする。本やガイドに書いてあるような苦土石灰で 土をアルカリ性にする話に無暗に乗ってはいけない。肥料などの組み合わせによるのである。
また事前に水につけて発芽させるのは 次郎丸ホウレンソウのような在来そのままのタネには有効であるが、現在の表面処理をしたタネには不適である。ホウレンソウは発芽直前にはタネの周囲に水分が十分なことが大事であるが、過ぎるとタネを保護する休眠状態に入り 発芽しない。その為 最初に発芽・土割れがあるまでは 水分をタップリ与え、少しでも芽が出だしたら乾燥しない程度に水撒きを控える。その確認のため おじさんは種蒔き直後には不織布・新聞紙などカバーをしない。水を余計に撒けば・・発芽しそうな種が休眠状態になるので、土表面の発芽とそれに伴う土割れなどに注意する。土が湿っている状態を維持することが大事である。なお 環境温度が高ければ発芽は早く、環境温度が低いと発芽は一気に遅くなる。
おじさんは サトイモを収穫後の畝に、弁天丸ホウレンソウとミニチンゲンサイを蒔いた。サトイモは肥料をよく吸収する作物なので、タップリ鶏糞を撒いてしまった。従って苦土石灰は使っていない。また根切り虫が活躍した後なので・・収穫などには大きな期待もしていない。
現在収穫しているアトラスホウレンソウは 間引きながら食べている。しかし次の収穫に備えて準備している。気温が低いので収穫は秋に植えたタネと比べれば、倍ほどの期間が掛かるためである。家庭菜園では連続性と言うか?1年を通した収穫を考える。これから寒くなると どのホウレンソウでも平べったく大きくなる。そんなことを考えながら・見ながら作業を行っている。
最後に 不織布あるいは不織布でのトンネルを今年初めて使い出したが、その使い方と結果を観察しているところである。また気付いたことがあれば、お知らせしたいと思います。素人のやることですので 笑いながら見守って頂ければ有難いです。
ご当人は 大真面目ですが・・