香川県坂出市川津小学校の修学旅行にて 乗船していた船が沈没したが、乗っていた小学生並びに添乗の先生他62人全員無事に救助された。
1955年(昭和30年)に備讃瀬戸での連絡船紫雲丸事故(しうんまるじこ),韓国での客船沈没などで多くの犠牲者が出た。
今回は死者0 何よりである。
現場
おじさんも船を持っていたころは 釣りその他で 与島周辺によく出かけた。
因みに奥さんを誘ったことが何度もあるが 船に酔うと同行したことはない。
特に客船が事故した根石付近は、与島に飲み物調達などで立ち寄る際 通り抜けた。
その際 大橋を下から見上げると幾何学的美しさがあり、格別の感があった。
与島周辺は花崗岩の取れる島々であり、今回も「根石」に乗り上げ船底が破損したと見える。
船長は現場検証の結果 原因が分かり逮捕となったので 海難審判は開かれると思う。
与島の南側は備讃瀬戸航路であり、大型船の引き波が大きいので、安定のため船速も早かったのかもしれない。
薄暮であり岩礁を見落とした事故原因は船長の操船と判断ミスと思うが、事故後は人命を守る十分な努力をしたと思う。
小型船舶を操船した経験があれば分かるが、薄暮のなか流れの速い海域での要救助者の発見と救助作業大変だったと思う。
救助船に濡れた要救助者を引き揚げること自体が力を必要とする。
救助の主体が付近の海を熟知したベテラン漁師かつ大半が小学生であったことが幸いしたと思う。
おじさんこの中でガイドさんが72歳女性との報道があり、一家で経営かなと思いつつ、お元気と好奇心満々。我ながら 野次馬で品がない。
水泳
夕食時 奥さんとやっぱり泳げないといけないね との結論に達した。
孫の水泳教室参加・・・良かった良かった。勉強より自らの命を守ることが優先する。
おじさん 海に飛び込んで船からある程度離れたら、集団で流されないといけないと話したら、複雑な顔をされた。
おじさん若い頃 ヨットのディンギーなんぞに乗っていたので、着衣の水泳なんぞとんでもないことが分かっている。
自分でチンした船を引き起こしできなければ、伴走船に助けてもらうまで船につかまって動かない方が良い。
多少の自信があっても、無理は禁物である。ヨット用のライフジャケットでさえ泳ぎにくいのだから備品のライフジャケットレベルは押して知るべしである。
船の沈没に際しては 船にいろいろな艤装あるいはロープがあり、これらの巻き込みがある。
沈没する流れの影響外に出て、予想外なことを避けるため必要となる。
水を怖がらず飛び込めれば 後は救命胴衣が助けてくれる。「他力本願 救命胴衣様」である。
なお おじさん「中途半端な力が最も怖い」と思うタイプです。
浄土真宗の「他力本願」の教えに似ていると思うのは おじさんだけか?