年金生活について「生活苦」が良く記事に乗る。その中でも 一昨日 愛媛県でパンを万引きして有罪判決となった事例が取り上げられていたことに 衝撃を受けた。

月3万円の年金が底をつき… パン1つ万引きし有罪の男性(62) 社会復帰の「最終手段」とは(あいテレビ) – Yahoo!ニュース

年金が月3万円であり、空腹に耐えかねての万引きとのことで・・考えさせられた。居住する住所を持ってないので、これから問題噴出になるのが明白である。生活保護を受けるにも居住する住所が無ければ、制度的に生活保護申請も出来ない。生活保護に進むのにもどうしようもない状態で待機状態になると気付く。助けてくれる弁護士・NPOなどの出番待ちとなる。

裁判所が罪を裁くだけにとどまり、以降の生活を立て直すための命令を出せないということが面倒である。管轄が違うと理解は出来るが制度が実態にそぐわない。家があれば生活保護が受けられず、借家であれば年金月3万円では家賃に支払えばほとんど残らない。自然と低年金額過ぎる場合は「居住」から無理となる。

おじさんは以前にも書いたが、「板子一枚下は地獄」と言うことが直ぐ分かる時代に育ったので、如何に生きることは厳しいと思っている。社会保障制度がほとんどない時代であり、一家の大黒柱である父親が倒れた瞬間から厳しさが迫ってくるのが、子供ながら分かった。

みんなが一様にと言うかそれぞれが貧しい時代であった。今と違い失業保険などの社会保険制度が整っておらず、健康を維持することも切実な問題でもあった。おじさんが体調と言うか常に健康であることを一番と考える基礎になっている。

現在でも基礎は変わらない。少し間違えれば現状を維持できなくなり落ちてしまう。ある程度社会制度の充実でカバーは出来るようになったが、落とし穴のようなところはまだまだ多い。

限界

行くところまで行ってしまうとどうにもならないと理解すべきである。正直年金3万円で家なしであれば、雨露を純粋にしのぐ・・家賃のみで破綻する。これに農家・家庭菜園などである程度の自給が無ければ、食費も足らず無理と分かる。所持金を使い切る前に、頼るべきに頼る判断をしなければならない。おじいさんが「見切り千両」と言う株の格言を好きな理由でもある。タイミイングを失すると・・限界はすぐやってくる。

昨日 奥さんがおじさんの同級生が家庭菜園をしている風景を見て、「みんな一緒」と言った。同級生これと言った仕事が無く、家に田畑があれば家庭菜園など始めている。

おじさん自身も週2回は弁当手配でスーパーに立ち寄るので、おじさんが作ったホウレンソウ・キュウリその他が100円以上で売られているのを知っている。週に3回以上野菜を取り入れたりするので、多分月で言えば4000円程度以上の食費への貢献はしていると考えている。旬の野菜豊かな食卓を作る手助けを少しはしていると思っている。

生活をどう組み立てるか?どうより良くしていくか?は個人の判断によるが、一定の資本である田畑・お金など最低限の蓄積が必要とされる。そして 不断の努力のようなことを心掛けないと拡大することは出来ない。その為 努力しても出来ない限界と言うものを考え、準備・工夫していくことが大事と思う。所謂 人との付き合い・住まい・お金など 生活のベースを作る努力をしないと・・先で困ってしまう。

本日朝一のニュースでアメリカの債務問題について大枠でまとまり、日本の株価が一気に動いたようである。これと言った株を持っていないので・・どこかで風が吹いてると思うだけである。まわりまわっておじさんに朗報が来るのはいつのことか・・としか思えない。でも葬式代にと初めたNISAに返ってくれば、万歳である。

若い方は普段から「やりっぱなし」的に放置しても大丈夫というように、使える・出来ることを工夫してベースを作るのが大事である。無駄なようで・・無駄ではないと思いながら生活している。

投稿者

おじさん

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