子供から印鑑証明を添付して委任状が届いたので、先日からの通帳無し・印鑑なしを解消するため金融機関に行った。すでに顔を憶えられているので、窓口の順番札を取る前に、カウンター脇の椅子を案内される。ちょっといじめ過ぎたかな?と思ったが、おじさんは 主として組織としての仕事の仕方が不味いことを指摘しただけだし・・当たり前のこととしか思っていない。

 これ以上相手が望むなら案内状の付記欄には 委任する項目について重複している項目があり、証明書類に印鑑証明を追加するなどしていた。受領した連絡書が、付記欄も含んで金融機関内の内規で決めた「ひな形」なら・・とさらに突っ込む用意・覚悟もあったが・・そこまでいかなかった。担当者が嫌がって最低限しか求めなくなった。どっちにしろ 金もない隠居なので これから付き合うこともないと思っているので、無茶までは言わないが・・好き勝手言える。

 サラリーマン時代に 会社の連絡・案内・稟議・お礼などの主要文書を全社的にマニュアル化する仕事にて 技術部門のアドバイザーとして参加していた。自身が直接文書・マニュアルを作成はしないが、出来た文書の検討会・読み合わせ会などに出席していたので、身に付けた技術・スキルである。人間 何が必要だとやらなくても、それなりのスキルの人に囲まれるだけで身につくことも多い。人生に於いては 無駄なことは多くないと思う所以(ゆえん)である。

付き合いたくない

 早速手続き書類を書きだしたが・・笑顔はあるが 担当者がこれ以上付き合いたくない無い様で・・老眼による文字での点ズレなどでどうかなと思うところもあるが、どうでも良いという風に記載が進んでいく。

 雰囲気は露骨だなと思いつつ記載を進めていく。当初からグダグダになることを望んでいたので、付き会いたくないのが理由でも 書類がスイスイ進んでいくのは気持ちが良い。また若い頃のような下心がないし、こことは「これっきり」と考えているので 嫌われても・・と思っている。

 隠居してから好き放題に出来ることが増えたように思う。しかし 今以上に歳を取り 更にわがままを言うようにはなりたいとは思っていない。最近の老健施設での老人同士の暴力事件などの記事を見聞するほどに、注意して歳を取らないといけないと思っている。体が健康過ぎて、口で負けて手が出るようではと思っている。体の衰えと頭の衰え バランスよくこの身に降りかかることが理想である。

 そうしている内に書類は終わり、後は通帳再発行つまり休眠口座復活となり、預金口座を解約して引き出せばよいことになった。これより10営業日後とのことである。まだかかるのかと言うのが本音である。

 最後に子供に確認の書類を送り返送を求めるとのこと・・子供にその場でメールはいれたが・・委任状には「一切のこと」との文言があるので、受任者であるおじさんに 送れば事足りるので「ハテ」と思った。しかし面倒だったので言わなかった。はっきり言って 定型ジョブに持ち込もうとするなら もう少し業務全体の組立・構成を考えるべきである。

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おじさん

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