損保ジャパンの社長は引責辞任したようであるが、この問題は自動車保険で代理店とグルになり、不正を働いたことが大きい。自動車保険の内 自賠責は自動車を持ち、所有する車両には全員が掛けなければならない。したがってこの保険において不正があれば、多くの国民から掠め取ったということに等しい。所管する金融庁の追及は当たり前であり、辞任しても余罪追及が終わるまで許されることはない。

正直 辞任した損保ジャパンの社長などの取材での言動に、保険運営が公的な意味を持つなどの言動も見られなかった。自賠責保険が取り扱い保険会社を限定し、半ば国の指定された公的機関同様に運営委託されている認識がなかったのも問題である。

自賠責は ここ何年も掛け金は変わらないが、最近は交通事故死亡者および事故は減ってきている。つまり補償支払先は減少している状況であり、保険契約での保険料の見直しがあってもしかるべきだが、これが行われていない。多分 損保ジャパンは金融庁など関連省庁から天下りを受け、省庁からの異論を排除していたと思われる。

ビッグモーター関連取材で 保険代理店であるビッグモーターの修理費用割り増しが明らかになり、さらに癒着にも等しいノーチェック体制で 修理に伴う保険金の水増し請求と支払いの遣り取りとなった。それは ビッグモーター・損保ジャパンが 保険契約者である国民の大半を組織的に騙し損害を与えたとしか言いようがない。

街路樹への除草剤散布も 現在器物破損での警察の捜査を受けているようである。ここでも ビッグモーターの組織的犯行とすれば・・ただの弁済で済まない。今しばらく目は離せない。

類焼

ビッグモーターで発覚した保険金の水増し請求と支払いを切っ掛けに、中古車販売業界で不正が相次いで発覚している。ビッグモーター・ネクステージに続き、グッドスピードでも事故車の塗装作業において、保険金の不正請求が報道されている。

そんな中 保険の不正に関する報道で時価総額1000億円以上の損失を出したとして、中古車販売ネクステージが、印象操作を行った報道機関や事実と異なる取材への協力者らを対象に「法的措置を検討する」と声明を発表した。一部の報道内容を「組織的なものではない」と否定している。組織的と言われれば責任が倍加するので・・普通と思う。記事を読んでいくと、報道各社は現役社員や元社員らへの取材を基に「ビッグモーターよりもエグイ営業」(文春オンライン9月9日付記事)、「ほぼビッグモーター」(FNNプライムオンライン9月12日付記事)などあるので・・影響を恐れたのだと思うが、ことわざ「五十歩百歩」「盗人にも三分の理」通りとしか思えず、笑ってしまった。これじゃ 社員は付いていけない。

残念 無念 また来年!

投稿者

おじさん

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