一昨日 住宅ローンについて書いたのだが、ローン破綻回避の解決策は ことを急ぐな!自己資金を貯めろと言うことに尽きる。

年間120万円のローン返済 平均年収の450万円ほどなら 負担率約25%なので給与が本質的に余裕のあるローン返済となる水準などと判断される。ところが実際は教育・車・家電製品など他の項目を考えれば・・・危険だよと言えるレベルとなる。サブスク時代には陥りやすい落とし穴である。

金融機関は貸したい、業者は契約が欲しいとなれば・・「あんたの先のことなど分かるか!先のことなんか 知らない!」が本音である。しかし「お客様は 神様です」を顔面に振りまいて営業する。

金融機関職員も 自分が支店にいる間にトラブル発生の低い客、通常引き落としで問題なく健康で若い方を求めている。トラブルが起きた時、支店にいなければプラス査定しか残らない。でーー「お金貸せますよ」と太鼓判を押して勧めてくれる。

若ければ 将来給与が増えることを見越して上限ギリギリいっぱいでお金を借りる人も大勢いると思う。しかし年齢と共に給与が増えていく保証はどこにもありません。借入時点で余裕のある返済プランを組むあるいは借り過ぎないことは、最低長期となるローン返済を頓挫させない最初の一歩です。

平均

給与形態が変革するとは見込んでいますが、まだまだ 年功序列の傾向が強い状態です。これからも年収が増えていくことを前提に考えると、「返済負担率の上限ギリギリまで借入をしても、年々ローン負担は軽くなるだろう」と考える人も多いと思う。

現在 年俸制・契約・非正規社員と 目論み通りいかない場合は増えています。平均値で考えると、20代後半で月収30万円、手取りで23万円程度だった収入は、40代で月収45万円、手取りで33万円程度になっているはず。でも 平均値どおりの給与を得ている人は、どれほどいるのか?

給与分布をみていくと、40代で月収45万円超を実現しているのは、20%程度 およそ5人に1人の割合です。と言うことは歳の幅もありますが、半分程度が実現できた位としか判断できません。年々給料が上がり ローン負担は軽くなるとの目論見は、失敗の目が半数に予想されるのが現実です。

基本

やはり 住宅建設の王道は自己資金を貯めることです。自己資金も ちゃっかり親からの贈与を当てにする方も多いと思われます。どこでも 営業のためなのか?お節介なのか?節税の方法など解説している記事も多い。上手い方法を教えてくれる。

そんな中でも おじさんは自己資金を準備する過程が大事だと思います。金銭に対する哲学というか?具体的目標とその為に覚悟を決める大切さを学ぶことに価値があると思っています。

ローンにて自身に負荷をかけ・・と言う方もおられるかもしれません。でも子供じゃあるまいし・・大人で縛る枠がないと自己管理できないようではと思います。

20歳代でマイホームを実現させた場合 40歳代となれば、子どもがいれば教育費の負担がずっしりと重くなってきます。子どもの教育費を削ることも難しいと思います。給与が順調に上がらなければ、家計はかなり厳しくなります。利息と元金の一部を返済中のマイホームを手放す決断をしなけれえばならないことも十分に考えられます。競馬で言えば最終コーナー立ち上がりでつまずくようなものです。でもそんなことは現実に起きてしまいます。

自分で苦労して自己資金を貯めたことがあれば、資金不足での乗り切り方 あるいは対策も違って来る。経験などで自分を成長させることが出来たか否かで変わってくる。苦労を買ってまですることはないが、自己管理にて最低の苦労はするようしなくてはなりません。あくまで自己管理ですから、失敗しても他人に迷惑は掛けません。

それ故 大事なことは 自己資金を十分準備する基本を守ることであると思います。

投稿者

おじさん

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