物事を逆に考えると、「何故(なぜ)」が見えて来るようで面白い。おじさんは20年物ローンを20年以下で返したが、それはインフレがある程度効いていたから それでよかったと思っている。おじさんが住宅ローンを払い終わる時期に、30年を超える長期ローンが出現する。この30年物は 支払い額が家賃並みというキャッチコピーから出来たと おじさんは思っている。

支払い終了のお尻が決まれば、開始時期が決まる。かくして30歳前後での住宅取得が多くなり世のなかを益々硬直化と言うか?変化に対するダイナミック性を失ったと思う。就職・転勤・子供の教育などに問題を引き起こし、小遣いカット・単身赴任などお父さんは・・冷や飯を食べることが多くなった。

もう少し押し込むなら、お金が常にカツカツとなり・・奥さんを含み精神ストレスが大きくなり、いさかいが発生しやすく 離婚増加原因になったとも見込まれる。

また期間終了が退職・老後に至り、人々の悩みは更に大きくなる。若い時に建てた家のローンが終わったら・・家の寿命が怪しい状態になっている。新建材と言う合板材料の耐用年数を考えれば‥当然と言うものである。新しく建築された方は「無垢材」と言うかもしれないが、その下張り・躯体は新建材が使われている。何れ出て来る話と見えている。

現在もデフレ・・インフレになりそうだが 最新の上昇幅も2%では・・したがって負担感はかわらないので、早期の返済は考えない方が良いと思いがちだが・・社会情勢はそうでも、人間いつまでも健康でバリバリ働けるわけではない。

肉体は酷使に耐えかねて悲鳴を上げ、大病しなくとも老化で基本能力が落ちてしまう。変わらないようで変わる。家族の状態も同じである。そんなことまで考えるか?考えないか?見えるか?見えないか?が人生の歩き方を決めると思う。

正直 30年健康優良なんて・・わけがない。そうであるためには食生活から健康体調管理、注意過剰にしなければいけない。従って家を建てればそれなりの覚悟で生きていくしかない。家族同士で支え合わないと無理である。

家賃並みのまま支払い終わるまでと自分を納得させるか?繰り上げして別のことを考えるか?その選択で大きく変わっていく。あるいは30歳前半での住宅ローン設定に問題が内在しないかと前提を根本から問うことも大事である。

横並びではなく 個人の就職先の給与システム、パートナーとの協調関係など多方面にわたることを考え、ライフスケジュールを立てるべきと思う。

最後に 時代がどう過ぎても「見上げる空は変わらない」ことを知っていれば良い。基本や考えるセンスは 皆似たようなものである。自身で決めれば良いと思っている。

期間

ローン期間が30年を超える長期になったのは、支払い額が家賃並みというキャッチコピーから出てきたと先に書いたが・・これがまた魅力的なコピーである。

おじさんが子供の頃 小型のハーフサイズのカメラいわゆる「バカチョンカメラ」というのがあった。

なお 以前子供と話している際「使い捨てカメラ」を指して使っていたようで・・これも世代格差と思い、面白かった。おじさん達世代は「ハーフサイズのコンパクトカメラ」を指して呼んでいた。

従来カメラと縁遠かった女性や子供を販売の対象としており、かつて高嶺の花であったカメラを、安い値段で、いつでもどこでも誰でも簡単に撮影できるものとした商品であった。おじさんも ばあ様をが若かりし頃 写していたのを覚えている。のちに国会議員・大臣となった女優:扇千景さんが「私にも写せます!」とCMに出ていたのを思い出す。豊かさの指標が変わる時代でもあった。

噺が飛びそうなので 元に戻して・・人間の心を揺さぶる「家賃並み」・・負担は変わらず手に入れられると言うところが肝である。まさに「一石二鳥」の考えである。

皆さんご存じの通り バブル崩壊 その後の経済成長が緩やかというよりなくなり、給料・物価なども大きく変動しない時代を迎えた。おじさんの時代と異なり、給与カーブが若い世代に有利になり、年齢による上昇率も小さくなっていた。若い頃から給料はそれなりとなれば・・給料を負担は一緒で・・と来るから住宅ローンの長期化を後押した。人々の求めるローンが誕生したのである。そして この現象も個人・社会状況などを固定化するのに役割を果たした。

しかし 現在は社会が大きく変わっていく過程に入っている。ここで「来し方行く末」を考えて予想して見る機会と思う。お盆休み・夏休みの時期 パリピに暮らすか?未来を見るか?

おじさんは天邪鬼なのか 何で?なんで?と追いかけてしまう。それ故最後は・・

うまい話には裏がある

投稿者

おじさん

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