人口減少に対処するには、若い方が結婚して子供を2人以上育てていける環境とそれが当然であるという結婚観・人生観が必要になる。結婚する者同士の共通的考え方が一致しなければ、子供を育てることは難しい。

おじさん自身もそうなんですが、自身が安い下請けとして低賃金を押し付けられ、且つ客先・子供を優先し過ぎて、長時間労働となり易かったと思う。住居・食事などに生活費を賄うことを考えてばかりで、仕事に邁進し過ぎ 自由な時間を持てない状態に追い込まれていた。

人口減少と学歴どちらかと言えば、子供が夢の学歴・職業にたどり着くチャンスは多い。だが親の経済状態から言えば・・難しい時代になったと思う。例えば医学部などはおじさんが高校を卒業するころは四国には、徳島大学と新設の愛媛大学しかありませんでした。それが今や四国4県に医科大を含み医学部があります。工学部その他学部も枠は増えました・・・が支える親の経済力が落ちてきています。

おじさんの経験したように、万事子供のためなどと割り切ることに 疑問が出て来ると思う。学問と高等教育と言うものに対する親の負担を、今一度見直す時代が来たように思う。

アメリカ人の奨学金による進学のように、金持ち以外の子供は自力で奨学金を取り 進学し卒業後はローンを返還しなければいけない。子供自身が奨学金を得られる成績でなければ進学は厳しい。それがために アメリカでは多くの若者が軍隊に進み、奨学金を得る努力をしている。日本の両親の離婚も多くなり、いずれアメリカ並みになるでしょうから・・教育についての考え方も同じ様になるかと思います。

同様になるだろうと予想出来れば、現在日本の親が苦労している学費など、子供自身が奨学金を取り 自らの力で進学・生活していかないといけない。そして返済もしていかないといけない。なお おじさん自身は 新聞配達をしながら、返済不要の奨学金と下宿部屋を得て学生時代を過ごした。しかし子供に同じことを要求したことはない。これが成立したのは インフレと高度経済成長があった時代であったからと思う。

教育理念が学生・社会を考慮したものでなく、ただの偏差値が低い大学は学生・社会からは切り捨てられていくことになる。おじさんの時代「駅弁大学」と呼ばれた大学は凋落していっている。親が大学を嫁入り道具の一つと考えるような大学では学生も集まらなくなる。

しわ寄せ

若い方の賃金を上げて、余裕を持たせれば、中高年の賃金にしわ寄せがいく。おじさん達の世代が中心になるのだが、平成の頃 初任給を上げるために賃金カーブという線の傾きを調整した。その影響が30年以上続いて悪影響を及ぼして来たと分かっている。企業に稼ぐ力が無ければ、そこで終わってしまう。年功序列と恣意的賃金設定は良くない。

今は多くの中小企業は政府からの補助金支出による賃上げを期待している。財源は消費税率をそのままに、物価上昇分による増収は賃上げと年金支給に回すなども無理と思いながら・・どこかに金ないの?税収減らしても中小企業に運転資金持たせないと跡継ぎもなく、終わってしまうような気がする。おじさんは借りなかった「金利ゼロ担保ゼロのゼロゼロ緊急融資」間もなく返済の時期が来て、中小がバッタバッタと逝くのが見えてきた。景気回復が遅れているので稼ぎが予定外の状況と思う。売上が低迷し 運転資金とした借りた方は負債を大きく、潰れる時期を遅らせただけと思う。

多くの中小の経営者にとって賃上げなどはどこ吹く風と思う経営状況と思う。場外に出る時期を間違え負債を多く抱えれば、銀行から金を借りる際 付けさせられた個人保証をタテに追いかけて来る。泣きっ面に・・ということになる。

だが借りた時点から経営方針・内容を変えることのできた一部企業は大きく伸びたと思う。「変われぬものは滅びる」と おじさん普段からよく言うが・・そんなものと思っている。

おじさん今回の電力不足騒動で、関東の皆さんが協力して何とか乗り切っていることに、日本人の性格が悪影響を及ぼしているとも思い始めた。ばあ様の時代「欲しがりません 勝つまでは!」と言いながら第二次世界大戦の銃後を戦ったのだが・・・同様に日本人は周囲に配慮が過ぎてるのかもしれません。現状の経済状態のままでは、多くの親が無理をして子供に無条件で高等教育を受けさせる余力は失われていきます。

単純なことですが、動物から人間に至るまで、行動において「成功事例を見て真似る」事はあっても「失敗しているのを見てそれを真似る」事はありません。次の時代を生き抜く覚悟を持ったものだけが、次の時代を開くかと思っています。

子供は夢を語り、夢に歩いていくべきと思います。でも周囲を見て どう歩いていくべきを考えられないようでは・・夢にたどり着くのは難しいと思います。過敏ではなく 自然に気配り目くばせする。そして策・対案も出せないのであれば・・この世を生き抜く人としては無理があります。頭の出来のみでは無理であり、そこに生きる知恵が加わらないと繋ぐことが出来ません。

最後に 孫を見ているとどんな時代を生きていくのかな・・と思いながら・・昨日は孫にブドウを送ってしまいました。ジイが元気にバイトしてるので、少しでもと思う 爺バカです。そう言えば孫と体重が同じほどの巨大西瓜も・・・そろそろと思う時期になりました。

爺バカは死ななきゃ治らない!

投稿者

おじさん

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