先週トウモロコシの種をポット植えした結果、順調に苗が育ったので味を占めた。その余勢をかって ばあ様に芽の出たサツマイモ(紅あずま)ない?と聞いたら保管場所から出て来た。ペットボトルを半切りし、水を注いで水耕栽培を始めた。理想を言えば温湯で消毒したいところであるが・・すでに芽も出ており 素人ゆえのずさんな管理で良しとした。

大きく育て!お芋さん

昨日は水分補給と思い水を多く入れたが、今朝水をいくらか減らしてイモの半分が出るようにした。葉が伸び根が伸びるのを観察しようと思っている。ある程度ツルが出て大きく成れば地面に植えようと思う。

トウモロコシ苗の順調な成長 5/24

昔 紅あずまにトラ皮のごとき縞模様があった頃 近所の専業農家のおじさんが縞模様のないイモを集めては繰り返し選別して、県の農業技術センターに持ち込んでいた。農業技術センターにて発生した苗の生長点培養を行い品種改良していることを聞かされた。そんな努力が実ったのか?現在はトラ皮のごとき縞模様を見なくなった。

おじさんの住んでる地区からは当時 金沢他多くの地域に紅あずまのツル苗が出荷されていた。今や ネットでも紅あずまのトラについて書かれた記事は見ない。近所の農家のオヤジが鳴門金時に価格で負けたのが悔しくて始めたことを聞かされたのを思い出す。大阪市場で価格では鳴門金時に負けたが・・相手にはトラがあったと・・いうのをよく聞いた。

子供の頃を思い出していると・・先ほどの専業農家の庭先で頂いたドジョウ汁を思い出してしまった。香川県の田舎の料理であり、みそ味のうどんにドジョウを入れたものである。生まれついての食いしん坊・・ご容赦ください。

ドジョウ汁

東京ではドジョウを酒に漬けて酔わせ、江戸甘味噌仕立ての汁で煮たものを丸平鍋に入れる。カツオベースの割り下とザク(江戸っ子風の言い方)と呼ばれる刻みネギを入れ、煮て食べる。汁仕立てにしないので「どぜうなべ」と呼ばれる。

おじさんの地元ではドジョウ汁としてドジョウを食べていた。稲の収穫も終わり農家の方々がひと段落ついた頃のごちそうである。今 香川で食べてる「みそ仕立ての打ち込みうどん」にドジョウを入れたものと了解いただければよい。関東の方に分かって頂くのなら、山梨のほうとうの平麵をうどんに変えたと思っていただきたい。なお ほうとうはサトイモ・カボチャであるが、打ち込みうどんには黄色としてサツマイモを入れたりする。

おじさんが中学生の頃にはすでに小川のドジョウも少なくなり、小学校時代見かけた川漁師がバイクの後ろにドジョウの竹籠仕掛けを積んでいる姿も見なくなった。そんな中 お呼ばれすると・・毎度大量のドジョウを入れていた。車で20分ほどのスーパーの鮮魚コーナーで購入していたと後年分かった。

ドジョウ汁 ドジョウから出るのか?出汁が効いて美味しかった。しかしドジョウに当たれば頭も固く骨も固く食べられなかった。いつも 2杯目からはドジョウを避けながら大鍋から取っていたことを思い出す。またドジョウを避けるのを、酒を飲んだおじさん達からからかわれた。

先日ブラタモリで香川県滝宮で、うどんの手打ちとドジョウ汁の振る舞いが放送されていた。鍋が少し映されていたが、香川の「あるある」である。

子供の頃から大きく変わったことは ドジョウの高級化と食べなくなったことです。それゆえおじさんの子供 おまけに奥さんも食べたことはないらしい。

だんだん昔が消えて「あるある」が「あったあった」に代わっていく。同窓会での会話のパターンが思い浮かぶ。「明治は遠く」と言われたが、今では「昭和は遠くなりにけり」かな?と思う日々である。

https://www.youtube.com/watch?v=9p_OOKq5dos
投稿者

おじさん

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