毎日見る光景の一つに栗の木がある。車で横を通るので否が応でも目につくのである。5月下旬に咲いていた花が終り、今は小さい実を着けている。これから日々成長し、秋には大きな栗が顔出して来るかと思えば、日々の営みの大切さを感じる。

多くの植物は大きく 瞬間的に変わることは余り無い。だが昆虫などは違う。7月の半ばを過ぎてセミの鳴くのを聞くと同時に、散歩道の街路樹に残る抜け殻を見つけ、梅雨明けと初夏の入れ替わりに気付かされる。

なにも変わらないように思って過ごしていると、次の準備が始まっていることに気付きにくくなる。

あれこれ

7月の碧いイガ栗

クリは、ブナ科クリ属の木の一種(英)Chestnut(仏)Marron / Châtaigne

クリ(栗/くり)はブナ科クリ属の落葉樹になる果実の総称。世界中に数多くの品種があり、大きく分けると日本栗をはじめ、中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗があります。中でも日本栗は自生する芝栗を改良したもので、粒の大きさはダントツです。

日本栗の代表は丹波栗と言われます。地域により色々っご指摘いただくかも知れないと思いつつ・・・京都の丹波地方で採れる栗は有名ですが、これは品種名ではなく、この地方で採れる大粒の栗をさす名称です。品種としては「銀寄」や「筑波」などが中心となっています。丹波地方では平安時代から栗が栽培されていたそうですが、その後、朝廷や幕府に献上されるようになり有名になって言ったそうです。

丹波栗は非常に高価で、その大きさ、品質も非常に優れている。ただ 全国の生産量から見ると全体の1%ほどに過ぎず、希少価値となり価格を上げる原因になっています。

生産量では断トツで茨城(4690t)続いて 愛媛(1360t) 熊本(1350t)と続きます。

五月下旬の花

投稿者

おじさん

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