道路わきにあるスレートの車庫の外壁にヘクソカズラが取り付いて、大繁殖中であった。この植物名前自体が最初から可哀想と思うが、実際葉を潰すと そうだよねと納得出来る。花の外観は赤に白いフリル付きで可憐に見えてよい。別名のサオトメカズラ(早乙女蔓)にも納得できる。
あれこれ
ヘクソカズラ(屁糞葛、学名: Paederia scandens)は、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓(つる)性多年草で、やぶや道端など至る所に生える雑草。夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる。葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。別名で、ヤイトバナ、サオトメバナともよばれる。なお 傷をつけなければ悪臭はない。
英語では、スカンク・ヴァイン(Skank vine:スカンクの蔓の意味)、スティンク・ヴァイン(Stink vine:臭い蔓の意味)といい、中国植物名(漢名)では鶏屎藤(けいしとう)とよばれる。どちらも似たようなものである。 原産は日本の在来種で、ほぼ日本の全土、東アジアに分布する。日当たりのよい山野や藪、草地、道端、公園などに自生し、街中から山地まで至る所でよく見られる。