家賃については持ち家でありかつ貸家も持っていないので、これといって考えた経験は無い。たまに高額賃貸物件に住む借家人がステータスと言っているのを見ると、正直笑ってしまう。
持ち家ならステータスと言えるが借家では?と思ってしまう。グレードが高いくせに 借り上げ社宅と聞けば、「ほう!」との言葉が出てしまう。
この違いは多少所得が低くても 誰も無理をすれば結構な家賃の家に住める。最近は保証会社なるものが出て来たので、保証人を探しあるいは保証人として親、友人に相談した結果「バカ」と言われ断念することもない。つまり 考え足らずで有ってもそれなりの無理を覚悟すれば、高額賃貸物件に住むことが出来る。見栄だけで借りることも可能な制度・時代のためである。
なお 借り上げ社宅と聞けば、「ほう!」との言葉が出てしまうのは、それだけの家賃を負担させるバックボーンなシステムを持っているからである。ところが昨日 若手通産官僚が詐欺で逮捕。2人は頭がいいという記事だが おじさんは「ひねり」が足りないとしか思えない。税法&会計が判らないから?無理な金を使い単純に金が欲しいから?・・・間違いを犯す。こんな手口は捕まると判断し、手を出さないのが普通と思うが、彼らはどんな育ちだろう?
適正家賃
おじさん適正家賃は 収入の4分の1以下と思っている。平均的な30代サラリーマンの年収は400万円程度と言われる。ボーナス込みであるから通常の月額支給は25万円前後。それから厚生年金、税金、健康保険を除けば22万円程度となる。家族の有無に拠り大きく手取額は異なる。だが家族を含めた生活費を考えれば、出せる金額は4分の1程度の5万円となる。
家賃は月収の3分の1が相応と言われ、実際7万円払うのが多い。この感性は過去の話とする時代と思う。今の世の中、理想は4分の1以下にまで抑えなければ、経済的余裕が生まれず、失業等のワンショットで大きなリスクを背負いかねない。
そうでなくても生活スタイルも コンビニや自販機で飲み物を買い、夕飯が作れない時は冷凍食品や惣菜を買えばいい。そんな便利さにすっかり慣れてしまい、水筒を持って出かけたり、自炊をすることもないかと思う。さらに スマホや携帯代金の支払いなど かつてはなかった必要経費も生まれ、近年の夏の酷暑には、エアコンをつけなければとても生活できず 当然、電気代も負担が増える。
どこかでセーブしていかないと経済的余裕を作ることも出来ず将来を見据えた設計は出来ない。衣食住の何を節約するかと考えれば、健康を維持する意味から 食費を削ることが最後である。次はと聞かれれば衣か、住となる。
さらに 老後2000万円問題が出て来たので 少しは変わるキッカケと思う。
コロナ後
過日 子供と話した際、転勤族のため 借り上げ社宅のため車に乗れているとの話が出ました。おじさんが若い頃も同様で、借り上げ社宅の費用負担も今以上に軽く、社会保険料も安かったので、この辺りの差額が車などに向かったと思っている。
都会では車は必要ないが、田舎では必要品である。各自 置かれている環境で、生活全体のバランスを考えながら工夫しないとダメな時代になった。
家賃割合にしろ 如何に経済的余裕を持って生活を送ることを考えるのが大事である。今回のコロナ騒動と生活破綻が多く発生したことから、考える一助・転機となったように思う。24時間いつも開いてるコンビニも人口減とソウシャルワーカー(労働者)確保が難しくなり、営業時間の見直しなどもあると見込める。ネット、コンビニなどを利用して 快適で贅沢なライフスタイルを好むため、いつも「ぎりぎりの生活」になってしまう。そんな暮らしとはそろそろ別れを告げる時代である。