大きなボタンが咲いていた。手のひら大の花であるので迫力がある。知人の庭先であるので、勝手気ままにお邪魔して写真撮影。

昔から「唐獅子牡丹」といい、太鼓台・屋台の飾り幕などの意匠としてよく使われるのでなじみ深い。また花の姿が ボタン鍋のイノシシ肉の皿と重なるようで、ボタン鍋とはよく言ったものと思う。

日本海側などでは 庭先のボタンを雪囲いで守って居た風景を見たが、この花を春見る為ならとの努力も分かるような気がする。

日本人に愛されて来た花と思う。

あれこれ

ボタン 04/03

ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木。

 別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」など多数。

ボタンの栽培は元禄時代から盛んになった。原産地は中国西北部。花を観賞するために栽培されている落葉の低木で、幹は直立して枝分かれする。

元は薬用として利用されていたが、盛唐期以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。楊貴妃を寵愛した玄宗の頃に 初めて牡丹が愛でられるようになったものの、当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される。また、隋の煬帝や初唐の則天武后が牡丹を愛でたという故事などもある。

日本への渡来は、単弁花であったが、現在栽培されているものは重弁もあり、色や形は複雑である。

ボタンのつぼみ 04/03

投稿者

おじさん

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