高地から平地まで、道端などによく生える野草で、地面から葉を放射状に出して、真ん中から花穂をつけた茎が数本立つ。葉は薬草として利用され、漢方薬でも使われている。中国では車前草(しゃぜんそう)ともいう。

子供の頃よくスーと伸びた花穂(花茎)を引き抜き、学校帰りに「草相撲」をよくやったものである。昨年は暑さのためか長く伸びた花穂を見なかった。

本日 1/16 枯れたオオバコを発見した。昨年見かけなかったので見つけた感動が・・・。個人宅の駐車場脇の砕石の中にひっそりと生存していた。その為か長文となってしまった。

オオバコ  1/15

名称その他

オオバコ(和名:大葉子、学名:Plantago asiatica)とはオオバコ科オオバコ属の多年草。

和名の由来は、葉が広く大きいことから「大葉子」と名付けられたと一般にいわれるが、当て字だとする説もある。

中国では車前草と書き、「車前(しゃぜん)」は漢名で、人や車(牛車・馬車)が多く通る轍(わだち)によく生え、踏みつけに強いことからこの名がつく。

日本では北海道から沖縄までの全土に分布する。国外では千島、朝鮮半島、中国、マレーシアなど東アジアを中心に広く分布する。高地から平地までの野原や荒れ地云うに及ばず、道端などにごく普通に自生する雑草である。踏みつけに強く、人などがよく踏む道端などの場所のほか、校庭や公園などでもよく見られ、草丈が高くなる草が生えないような場所を選んで生育する。人の通り道などがない日陰となる草の中では、他の草に負けてしまう。

環境

葉は葉と同じかそれより長い葉柄があり、形は楕円形か卵形もしくはさじ形をしており、多くは根生葉で根元からロゼット状に四方に広がり多数出る。5 – 7条の葉脈が縦に平行に走り、基部に浅い切れ込みがある。

花期は春から秋(4 – 9月)にかけて風媒花である。棒のように細長い10 – 30 cmの長さの花茎を出す。花茎の頂に長い緑色の穂に花がびっしりと密につき、白色もしくは淡い紫色の小花が下から上に向かって順次咲く。

オオバコが生えるような背の高い草が生えない場所では、日光が得られる代わりに、しばしば踏みつけられることになるが、踏みつけにも耐えられるように茎葉は丈夫に出来ており、茎は短く地面に埋まっていて節間隔は短く、葉柄には丈夫で硬い筋が通っていて、地面に平行して横向きに葉が生えているので折れにくくなっている。正にレット イツ ビー が生きる戦略である。

食用あるいは薬草とできる。キャンパーとしての経験では、「てんぷら」とすれば多くの野草は食べることが出来る。無論トリカブトのような元からアルカロイドを含むものはダメです。

元気な時はこんな感じです

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です