今回の大雪 太陽光発電と自動車EVに一考を投げかけたようである。日本はヨーロッパなどの大陸の気候と違い大雪が降る。一度パネルの上に積もれば発電は期待できない。ニュースの除雪風景を見ていれば、雪中の太陽光発電 大変難しいとご理解いただける。寒波 雪の中での EVのバッテリー寿命もお分かりいただけると思う。人々の思い描いた近未来の事柄 技術的裏付なくして「絵に描いた餅」とご理解いただけると思う。

中国人はテスラを多く導入しているので、後日盛大なクレームの嵐となりそうにも思っている。100km走行可能が50km走行しかできないなど想定はつく。

大雪がある日本などは 太陽光発電だけで一定の発電量を確保するのは難しく、また雪の立ち往生を考えれば PHVまでとなる。不測の事態になってから「責任者出てこい」と言っても遅い。

自然エネルギーは不自然

自然エネルギーの取入れは効率が悪い。自然界ではエントロピー増大法則で高エントロピーから低エントロピーに自然に変化していく。温度が高いところから低くなるのをイメージ頂けると分かり易い。

自然エネルギーと了解しているが、究極まで考えると太陽光発電システムは非常に面倒くさいことをしている。太陽の中心で作られた核融合エネルギーから生じた光は周囲に拡散して低エントロピー状態となり地上に降りそそぐ。降りそそいだ低エントロピー状態を使い易い高エントロピーである電流を取り出し、利用可能にする。従って効率は著しく低いのが当たり前となる。

いくらかマシな地熱を始め 多くの発電方式は 低エントロピー状態から取り出すので、効率が低いのが「あたり前田のクッラカー」。

自然エネルギーを回収するための発電は無理なことをしていると知るべきである。

逆に考えれば 石炭・石油などは過去の地球の受けたエネルギーを 植物が集めたものが炭化して地下に また石油などは生物由来説によれば褶曲した地層で閉じ込められた残渣物である。これらを燃焼させて高エントロピー状態でエネルギーを取り出すので取り出し易い。しかし現在地球温暖化を防ぐため、二酸化炭素の排出押さえようと取り組んでいる状況であるので、大量消費は憚られる。

また こんな事情があるので、地上の太陽を実現しようと 核融合についての研究を止められないのである。

設備の管理

自然エネルギー設備の管理はコスト競争力がない場合が多い。先の太陽光発電であるがパネルを理想状態で維持しようとすれば、パネル上の埃あるいは汚れを取り除かないといけない。雪が降れば落とし、鳥獣類が糞あるいはケーブルをかじる等 いろいろ考えられる。従ってメンテナンスするものがいないと維持できない。原則 晴れた日中しか発電できないので蓄電設備も考慮しなければいけない。また発電は直流であるので交流にそして電圧を上げ送らなければならない。パワーサイリスタなどパワー半導体,回路のコンデンサーなどは10年少しが寿命の目安である。なお これが現行太陽光発電システムのコンディショナ(連系盤)の保証が10年の理由です。

また近年 家の屋根に乗っているので台風より飛ばされるなど被害もニュースに出て来る。太陽光発電パネル自体の保証があっても自然災害の前にはどうにもならない。

また風力発電でも台風あるいは塩害での腐食・破損などトラブルはつきものである。

おじさんここで言いたいのは自然エネルギーは維持管理コストが高いので、皆さん覚悟してほしいためである。高い単価の電力を使うようになることが明らかであるからです。同時に自然とともに暮らすためにも使用エネルギー自体を減らさないといけない。

基幹電力の建設

自然エネルギー信奉者の多くは原子力発電と言うと嫌がられるかもしれない。だが分散型で出力状態が不安定な太陽光発電などは基幹電力にならない。電路を流れる電流の周波数をリードできる電源が連系上必要となる。最小にしたいと望むなら火力,水力発電によりピークカットの設置あるいは大規模蓄電設備が必要となる。これらについて考えれば 更に電力の単価が上昇する。

ベースランを務める発電所の建設が必要となるが、現在の技術では核融合炉と出来ないため、CO2発生防止より原子力発電一択となる。蓄電池設備を使い昼夜の消費量を一定に保つなど 付帯設備は多くなるので電気代は上昇するのは必至となる。

先日ドイツなどの取り組みをNHKが報道されていたが、基幹電力をフランスの原子力発電に頼っていることは・・・ヨーロッパ全体と誤魔化していた。また電力のネットワークとなる蓄電設備の共有など天候の変化を支えるとしていたが、現状丸1日持たないことは伝えていなかった。大事なことだけに雰囲気だけで進むことをおじさんは恐れている。また現状 ドイツは石炭火力の全面停止もまだ行われていなかったと記憶している。正しく報道すべきであると感じた。

この辺りを話すと不利になった自然エネルギー推進派は 地球全体で送電網建設との大風呂敷を敷く方もあるが、現在高圧電線ケーブルを海中に直接敷設すれば 経年変化で水トリ-と呼ばれる絶縁体内でコロナ放電が認められ、早期に絶縁劣化する。従って大海かつ深海のトンネル(シャフト)設備に収めることしかなく・・・技術的にどうなることやら。またマイクロ波で空間送電とのアイデアを出す御仁がいるやも知れず・・・只の痴れ者 おバカである。

覚悟

現状の技術では 日本国内で全て完結させないと 国を超えた電力の融通など出来ないので、二酸化炭素をゼロとすることが難しい地勢的条件がある。同時に温暖化ガス類の削減など実行すべきことは多い。だがほとんどはインフラであり個人の出来ることは少ない。この辺りは政治と企業団体に任せるほかない。

現状で考えれば 国及び個人の出来る第一歩は「住居の高断熱化」である。ヨーロッパの建築物と違い壁の厚さが 日本は薄く断熱性能が低い。日本でも「蔵」など考えれば 壁の厚さを確保すれば断熱性能が上がるのは理解できると思う。だが壁が厚くなれば 耐震性との調和が問題となるので、建築的に耐震性を下げず 断熱性を上げなければならない。単純にスクラップ&ビルドも資源の無駄使いなので、既存建物の断熱向上をどう計るかが 近々の課題とおじさんは考えている。

取り敢えずはエネルギーを極力使わない質素な生活を守ることかと思う。田舎なれども車を使わず、自転車・徒歩が一番と考え、おじさんも微力を尽くします。小さなことからコツコツとだけですが、多少の助けになると信じてのことです。

投稿者

おじさん

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