子供の頃 学校帰りの脇の畑でサトウキビ畑があり、サトウキビを絞る円形の小屋が 片隅に建っていた。牛が木の歯車を付けた石車を回し、小屋の中で二個の石車がクルクル回る。中央で石車の間にサトウキビを咬ませて絞っていた。
現在 畑は分譲地になり面影は全くない。以前書いたと思うが、友人の家がそばにあり、サトウキビを頂いた畑でもある。
車で走っている時に これはサトウキビ!と思い路肩に車を止め確認した。牧草と思ったが・・・サトウキビである。もう管理されていない様子である。
昔 上野動物園でパンダに与えると食べるとの話を聞いたが、後日甘すぎて虫歯になる恐れから芯の甘い部分を除き与えたとのことである。おそらく若い方は直接サトウキビを食べたことも、食べ方もご存じでないかと思います。
あれこれ
サトウキビ(砂糖黍、甘蔗 、学名:Saccharum officinarum)は、イネ科サトウキビ属の植物。
日本語の別名は甘蔗(かんしゃ、かんしょ)であるが、「かんしょ」の発音は「甘藷」(サツマイモ)と同音であり、サトウキビの産地とサツマイモの産地が重複していることもあり、紛らわしいのであまり使われない。種子島では おうぎ、奄美群島の徳之島では うぎ、沖縄方言では ウージ と呼ばれている。沖縄歌謡の歌詞で聞き覚えのある名前と感じるかと思う。
サトウキビ発祥の地は、現在のニューギニア島あたりで、紀元前6000年前後に現在のインド、さらに東南アジアに広まったといわれている。また 古代サンスクリット語による古文書の記載から、砂糖の精製は北インドが発祥ではないかとされている。