真言宗の家では仏壇に高野マキを供える。我が家は浄土真宗のため「シキミ」を供える。

知人の葬儀に行った際 祭壇が気になり調べてみた。

そこで2度目のびっくり・・・あれは造花だ! 

おじさんの地区では 入手が大変困難なのかも知れません。

あれこれ

かつては世界中に広く分布していたが、北アメリカ,ヨーロッパでは滅び、自生集団は日本にだけ残存している。

なお韓国の済州島にもあるが植栽種と考えられている。弥生時代や古墳時代には棺材として用いられた。

常緑高木で、高さ30 m以上、直径1 mに達するものがある。特に手入れをしなくても狭円錐形。樹皮は若枝では赤褐色であるが、後に灰褐色に変わる。

枝は一見して先端に葉が輪生しているように見えるが、実際には長枝の先端部に多数の短枝が輪生しており、その先に長さ6-14 cmの針葉が付いている。

葉の表面に鈍い光沢がある。葉の裏面には帯白色の気孔帯が見られる。花は雌雄異花で早春に開花する。

分布は 福島県から九州までの山地に野生する。岩尾根によく生育し、幅が狭く、真っ直ぐに突き出たような樹形を見せる。

徳島県と山口県でレッドリストの危急種、愛知県と宮崎県で準絶滅危惧の種の指定を受けている。

愛知県新城市にある「甘泉寺のコウヤマキ」と宮城県大崎市にある「祇劫寺(ぎこうじ)のコウヤマキ」はそれぞれ国の天然記念物に指定されている。

名前と特徴

和名は、高野山真言宗の総本山である高野山に多く生えていることに由来します。

高野山の「禁忌十則」に尊厳護持のため「禁植有利竹木」という決まりがある。

果樹、花樹、竹、漆などを植林は禁止されていた。また 高野山という地は山の上に在り、冬には雪も深くなり仏花の栽培に適した環境ではなかった。

以上の理由から、高野山にある高野槇を仏花として用いるようになったそうです。

このこと近所の真言宗の坊様が後輩なので聞きました。高野山大学卒業ですので情報は正確と思います。

ぽつんと一軒家

先日 TV番組 ぽつんと一軒家で 高野山に近い山奥で20年以上住んでいるという弘衛さんという方がが取材されていた。

杖をついて山を登り、高さ10m以上の木のてっぺんに登って 枝を切り落とし、落とした枝の長さを切りそろえ仏花を作っていた。

最長部の方が、葉が短く綺麗なので木の上まで登るとのことだった。

秋篠宮家の悠仁親王のお印でもある。

おじさんの近所には 槇の木の生け垣が多い。但しこれはイヌマキと呼ばれる品種である。

イヌマキの生け垣

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です