家の寿命を考えると住んでる方の管理状態によるところが大きい。

おじさん昔 仕事で年数の経った中古住宅を良く見せていただき、販売のための査定をした。その中で気付いたことは大きく3点

  1. 家は貧乏人から買うな。
  2. 健康な生活習慣の家族が住んだ家が良い。
  3. 転勤,転居などで長期住んでいないものは ダメが多い。

貧乏人から買うな

貧乏人から買うなは言い方が酷いとは思うが、ローン支払でアップアップしている方を貧乏人としている。

金銭的余裕がないため定期的メンテナンス 外壁などの防水コーキング,塗装などが施工されていない。従って10~15年以上経過した後 状況が大きく変わる。水回り,内装も同様である。

30年目にはローンも終わりかけるが 老後に備えての段差解消などの内装 あるいは風呂などの水回りの改修が発生する。

ローンを支払っているさなかに外壁塗装などの手を入れているかどうかにより家全体の寿命が決まる。

健康な生活習慣の家族が住んだ家

次に「 健康な生活習慣の家族が住んだ家」としたが、これは家の換気がきちんと行われたかということである。

朝 起きたら窓全開 日を浴び 空気を入れ替え 湿気を除く。浴室などは浴槽の水を抜くか、洗濯機に入れ 節水・洗濯 窓を開け浴槽を洗い、換気扇を動かし浴室内を乾かす。

おじさん見て来た家のうち共働きなどで 手が回らない方の家の浴室その他 湿気のため家の痛みのスピードはスゴイと思う。

なお 建築された年代が新しい建物ほど 窓が小さく換気効率が悪く、断熱構造がいたずらしているようである。

なぜ共働きと特定したか、これは専業主婦だと 日中風呂の窓が開けられ解消できるからです。

またタバコ 壁紙その他にヤニを付け、結構壁紙等交換のみならず面倒くさい。

また壁紙の下は大半が石膏ボードですので、元気なお子様?の鉄腕かキックにて穴開けされたのもよく見ました。

転勤,転居などで長期住んでいないもの

長期不在の建物 庭の片隅の草が延び風を通さなくなりいつまでも北側などがじめじめする。建物内部も風が通らない。知らない間に色々やられ寿命が縮まってます。まとめれば次の通り。これは目安であって 住んでる方の管理状態により大きく変動します。

在来工法の軸組みであれば湿気などに注意し手を入れれば100年は持つと思います。

その間 木が収縮変形していきます。戸の建付などは悪くなり「ボロい」と感じます。でも実質は大丈夫が多い。

2×4でも接着剤の性能が上がっていますので 合板の接着強度が落ちる30年は大丈夫と思います。パーチクルボード 針葉樹合板などメーカーさんにより主材が異なります。

短答直入にメーカーに接着剤の寿命を お尋ねください。

お金がなければDIY

例えば30歳で家を建て、ローンを組んで35年間で支払えれば自分のものとなる。

60歳で役職定年 繰り上げで家のローン完済。継続雇用にて給料半額以下となり5年 退職金はなんとか大半を温存できたが これは老後の生活補填用となる。

全体から見れば ステップ償還の後半は子供の学費に傷めつけられ、子供に手が掛からなくなっても 家の修理あるいは長寿命化。最後に子供の結婚などとりとめなく費用は掛かっていく。

稼ぐと同時に節約・・・みんな同じで・・・頑張ってきたことです。

業者に依頼出来なければ多少不細工になってもDIYしましょう。ここでサボるとご自宅 「終の棲家」にならなくなります。

投稿者

おじさん

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