今 はやりの空地に自力で小屋を建てて暮らす。物件は山林他多彩 そして検索出来るのは日本全国なので目的に会うかも知れません。値段が安くて 居座りもいないので最適物件かも知れません。但し山の管理は自己責任。「草木との戦い」管理は生易しくは有りません。
引き渡し
競売物件 落札後が実質のはじまりである。住んでた方から見れば 引き渡せばその日から路頭に放り出されるのである。
借りて住んでるとのことも あるいはヤクザな方が転居料を目的に居座ることもある。その事情は様々である。
なお この際 家具出しなど業者の手配と住民への見舞い金,家具物品の買い取りなど お金が必要になる場合もあるので それなりの準備をしておくこと。
おじさん仏壇はないが 神棚に出くわしたことがある。知人の神主と住人と3人で祈祷後 撤去した。
住民が居ないなら居ないで鍵の開錠と交換,片づけ・・・まあ多少は用意しないといけない。
マンションであれば管理費,積立金の清算なども必要となる。これらはマンションの管理組合あるいは管理会社に連絡すれば振込先など連絡いただける。
そう言えば 原則 鍵はありませんので 鍵屋さんに開錠してもらわないといけません。鍵屋さんと面識がないと競売落札した書類を見せるなど要求されることがあります。当然そうですよね。
現在は制度が変わり、居住者により開け渡しされない旨を 裁判所に届け手続きすれば、退去命令を出してもらえると制度が変わっているのでトラブルは減ったと思う。
正直 最初から転居料目的の居住者もいたが、住んでおられる方に競売に至る責任を問うのはチョットということも多かった。
そんな時は 相手側弁護士などと相談の上、残存家具等の代金を出してもらい清算した。
山林 農地では 住民による引き渡しトラブルは起こらないかと思います。
ビジネスライク
引き渡しにも書いたが すべてビジネスライクに片づければよいとは思わない。
おじさん相手と面会した際 丁度品等も残念な状態だったので「競売物件の建設時からの書類を探して頂ければ10万円支払います。」と居住者を助けるつもりでお願いしたことがあった。
荷造り最中 探し出し、破棄せず渡してくれた。おかげで後年 境界あるいは排水先トラブルが発生した際、建設時からの来歴が分かり 有利に話を進めることが出来た。
「情けは人のためならず」というが・・・・最近はすこし違うように使う方もいるが・・・・どこかで自分に帰って来ると実感した。
忘れてはいけないこと
競売物件を引き渡した後も 借金していた債務者の債務すべてが無くなるわけではない。
あくまで一部を清算したに過ぎない。弁護士により自己破産手続きに進んでいくのだろうが、その気持ちを考えれば、「安価に手に入れた」と落札した側が単純に喜びの表情を見せることは いけないことだと思う。
人として・・・明日は我が身とまでもいかなくて良いが・・・お考えいただければ良いことだと思う。