家庭菜園で耕した後を「畝立て」していたところに、近所の後輩が通りかかり 声を掛けてきた。「○○さんが作っていたんですか?」とのこと。「こちらこそお寺の地区世話人 ありがとう」と話が始まった。最初にお断りして置けば 彼は独身シニアであり、現在は定年も過ぎ嘱託である。
「最近おじさんもおばさんも見ないけど、どうしているの?」と聞くと、「二人ともボケて世話できないので施設に夫婦で入って貰った」との返事。「施設が隣の丸亀市にあり、仕事もあって 最近見に行ってない」と答える。「それでも2人そろっての入所は費用が大変なのでは?」と聞いたら、「親父の年金があるので賄える」と返事が返って来た。
そんな会話をしていると次の地区世話人が決まらないというか?昔からの順番通りにお願いに行ったが、良い返事をいただけないと話してきた。地区世話人の関与している檀家の範囲はおじさんが参加する自治会と隣の自治会であり 約300m四方の範囲の15軒ほどである。次に予定していた方は 一人暮らしで年齢・体力的に難しく お金集めあるいは連絡文書の配布なども無理があるとのことらしい。
「先ずはお寺さんの意向を訪ねながら、以降の話を決めてくれたらいいよ」と返事した。なお お寺さんは我が家から8km程の位置にあり、爺さんの代で住んでいた元住所からが近い。
これから先 各家々が高齢化を迎えるので 同じようなことが出て来ると思う。人口も減少し 家の跡継ぎ問題も出て来る。後輩は未婚独身の60代だが 弟は前妻との間に二人 後妻間にも一人と男女の子供三人がいる。家族とその構成などが バラバラ模様となっていく時代でもあり、継続して来た事柄が断絶しやすく どう継続するかも問われている。
人口減少
人口減少はどうも減り過ぎてもいけないようである。日本の人口が8000万人であれば 現在とほぼ同じ社会を継続して成長していける。しかし6000万人になると社会を支える層が減り過ぎて 経済・社会の継続さえも難しい様である。どうにか人口を理想的な8000万人とするべきと思うが・・どうすればと言う具体的方法は分からない。感覚的には既に40歳を超えれば出産・育児などは難しいので、現在の40歳以下の方々の結婚・子作りに期待するしかない。
おじさんは子供が3人いるのだが、子供が育つのを見ることは面白いと感じている。人と言うものがいかに育っていくものか リアルに見せてくれたのである。最初から 金がどうのこうのと言っていれば、そんなワクワク楽しい機会はなくなる。
人それぞれと思うし、下手に育って他人に迷惑を掛けるなどの不安・未知数なことも多い。おじさんはそれを推しても・・現在 子供が育ち結婚して、次世代である孫が誕生したことがうれしい。孫を育てることで 子が親と言う新たなステージ・立場に進む。
また精神的にも・・爺には孫の子育てに責任はないので・・楽しみのみ増える。
感謝 感謝 良きかな!良きかな!
補足
後輩との話し合いの途中 今月初めも寺からの連絡文書を届けた際に、ばあ様がインターホンが鳴るとすぐ玄関を開け、後輩と話をしたと聞いた。そして ばあ様が 後輩の親と比べて しっかりしてると言う話になった。
実は ばあ様にはインターホンが鳴っても出なくて良いとしているが・・やっぱり好き勝手には行動しているようである。おじさんには見知らぬ人の際は絶対玄関を開けるなと言っているが・・後輩を知らないのに・・勝手に行動していることも明らかである。まあ これを暴くと不都合も出て来るだろうと・・ばあ様に問いただす気はない。
それにしても 奧さん同様 云うことを聞かないババアである。