週末の連休が神社での「どんと焼き」の日のようである。おじさんは ほぼ毎日散歩するときに、三地区を通過して歩く。従って自治会ごとなのか?氏子ごとなのか?どんと焼きの案内ポスターを地区ごとの掲示板で見る。7日が2か所 8日が1か所である。それぞれ 本年度担当の自治会・子供会・氏子などが竹や餅などの準備をして臨むと思っている。おじさんの地区は7日の予定であるが、今年も担当自治会ではないので 飾りを外して持って行くだけである。
午前中にしめ縄飾りを取り外したのだが・・持って行く前にやらないといけないのは、プラスチック製品の取り外しである。造花である松などが接着剤で張り付けられているので、無理やり引っ張って外す。どんと焼きではプラスチック製品を燃やさぬようにしないといけない。分別した後は、プラスチック製品は普通ゴミとして出さないといけない。
そんな訳で今年もしめ縄飾りを選んだ基準は、プラスチック製品が少ないものとなる。昔と比べればプラスチック製品の使用も減ってきたようであるが、どうしても縄となる藁の量が少ないので、豪華さを出すためには止められないようである。
先ほど 神社に納めて来た・・もちろん本日も神社にご挨拶して・・いつもの日々に戻っていく。
ミカン焼き
おじさんが子供の頃から どんと焼きではミカンを焼いて食べていた。もちろん餅も焼くが、おじさんは焼きミカンが大好きであった。どんと焼きでの 焼きミカンは全国的にはあまり聞いたことが無い。
表面の所々が黒焦げになる状態 つまり結構熱々になったミカンの皮をむいて食べる。これが・・・非常に美味である。冷凍ミカンがあるのだから焼きミカンがあってもおかしくはないと思っている。
ところがミカン焼きには難点があり、竹に刺した先端が下を向くと・・重さで火の中に落ちて 後はご想像通り取り出せず、黒焦げ・炭になるだけである。竹と火ばさみで運よく取れれば「ミッケもの」となる。子供の頃から「焼いたみかんを食べると一年中風邪をひかず、健康で暮らせる」とのことである。餅も一緒で 食べる理由はほぼ全国共通。
ほとんど焼くのは 餅か団子であるが、今ならキャンプでするマシュマロもありかと思う。しかし伝統は伝えることも大事と思うので・・出来れば・・焼きミカンも残していただきたい。後は 若い方のセンスにお任せする。
番外編
焼きミカンを家でする時もあったが・・練炭火鉢の上で焼いて・・よく 母であったばあ様から叱られた。子供が火遊びをするな!と言う事で叱られたと思っている。焼きミカンは おじさんの父も好きだったようで、味変のごとくやっていた。当然ながら 自分自身がやる父からは叱られたことはない。
家の中から火鉢と言うか・・練炭が消えて久しい・・焼きミカンも どんと焼きのみとなった。
正月ついでに 毎度のこと・・以前にもお伝えした通り、おじさんは100円ショップのステンレス製振るいとケーキ置き台を使って、餅などを焼いている。火鉢の代用である。
ミカン・するめも問題なく焼くことが出来る。材質がステンレスなので、とろ火にして金網が局所的に赤熱状態で使用する。先夜コッソリ食べた時の写真である。糖尿病などにつながる10時過ぎの夜食・・体には良くないのだが・・やめられない そして背徳感ありありで・・断ちがたい。
熱くて火傷しそうな焼きたての餅を嚙みちぎる・・日本人で良かったと思う瞬間でもある。電子レンジでは味わえない焼けた表面のカリっとさが堪らない。