ロシアのアウディーイルカ攻略で毎日1000人近い兵士が亡くなっているらしい。そうだとすれば 日露戦争時の203高地戦の様相を呈しているようである。これでもかと自軍の兵士を向けているようだが、これでは旧日本軍の二の舞いを踏む。二の舞どころか日本以上だろうと思っている。

戦車を見ていると、ロシアの戦術的思考には中の人員を守る思想が乏しい。アメリカの半分もないGDPでアメリカに匹敵する装備を持つのだから、古いものを改造しながら安価に装備を近代化せざるを得なかったのが 主原因であるとは思うが・・結果は「無様」である。

最初の頃 ロシアの戦車の破壊のされ方を見ると、人命を配慮しないデザインだけと思っていた。ロシアの経済力で戦車・戦闘機・戦闘艦などをそろえることには無理があると思った。貧しい中で十分な防御力を付加することも難しかったと思っている。また想定していた相手の武器が予想以上の破壊力を持っていたので、仕方ない面も認められる。

しかしおじさんが無残と思うのは、犠牲が多い・弱いところがあるのに、なぜか同じ戦い方の繰り返しを命じて、ロシアは自軍兵士の命を無駄にしていることである。

司令官と言うか命令するものの人間力が良くなければ、部下たちを犬死させるだけである。

第二次大戦における零戦とグラマンF6Fなどとの 過去の日米の戦い方の相違を見ると理解できる。第二次大戦で零戦に苦しめられたアメリカはアリューシャン列島での不時着機を回収し、実際に動かして弱点を掴んだ。急降下スピードが650km/h弱で制限されていることを掴み、自軍パイロットに逃げる時は急降下で対処する。対峙した時はペアで戦えなど自国のパイロットを守ることを優先した。戦闘機によれば 急降下攻撃し、ワンショット攻撃で逃げて良いとまでしている。

そして戦うための戦闘機は 防弾を強化するために重くなる機体をカバーするため、エンジン出力を零戦の1000馬力級から2000馬力級としてF6Fを開発・設計した。結果は多くの方が知っている通りとなった。例えれば 戦いにあたり 鎧(よろい)を着たのが米軍パイロット ただの着流しで戦ったのが日本軍パイロットである。勝敗結果は見えている。

戦闘員は限られている。国民の総人口から主として生産に携わる人々から選出するので、選抜し過ぎれば 熟練労働者不足を招き 工業生産に支障をきたす。また他方で彼らは家庭にあっては良き父であり 亭主・子供・家族の一員である。

常に人を大事にする思想が 国民国家では社会システム・軍隊に流れていなければ、国家は正常に維持できない。専制国家に近いロシア・中国などのような国家では人民の命を軽視しやすいと思っている。戦前の日本も同じであったと思っている。

仕事も同じ

営業用の車などの交通手段、報告・書類作成などをスムースにする事務設備など 一定の道具を与えず社員にやれと言っても難しい。戦う道具に不足があるなら、競合相手に対抗できるものを用意しないといけない。用意できないなら 商圏・商品を制限して同等に戦えるところを作る工夫がないといけない。それが人を引き連れるリーダーの基本と思っている。

リーダーとして人を引っ張ろうとする人間が「人々をまとめて 仕事させる」なんぞの言い方は間違いのもとである。

大事なことであるが 自分が思い至った結論は部下に話して、その後 必ず「どう思うか?」と付け加え、独善的にならず 人に聞き・問うて修正できるように努めるべきである。人が付いていけないような人間では・・世渡り・会社運営は難しい。また社会全体の発展も難しいと思っている。

余談

最後に完全に余談になります・・岸田首相が「増税メガネ」と嫌われているが、手際が下手くそで 減税の不平等性を国民に感じさせるからである。

消費税をキッチリ取るなら取れば良い。モラトリアム関係を実施したのであるから当然である。このところ 庶民の不満はインフレであり、食料品など生活必需品・電気水道などの値上がりに根本がある。食料品などの軽減消費税率を8%を 所定のレベルいや一切なくせば、庶民から金持ちまで「食べると言うこと」は変わらないので、見かけ上は 平等に物価対策つまり減税出来る。

細かい課税関係数字を弄っても、平等とすることは難しい。簡単明朗な変更が最も良い。金持ちが高い肉を食っても いいじゃないかと思う。金のある奴が おじさん達の目の前で これ見よがしに食べるわけもなく・・許せる。

まわりまわって生産者・流通業者を助けることも忘れてはいけない。緊急の課題は生活での燃料・電気エネルギー・食料などの値下げで国民を助けることである。大蔵官僚などの頭のいいケーススタディでは時間が掛かる・・政治家は 国民に簡単で一言で説明が付くように 大ナタを振るうものである。

過去に すったもんだとコンビニで食べるのとテイクアウトで消費税が違うと重箱の隅をつつくようなことを言いまくり・・人の感じる平等性から言えば、軽減税率品課税0%が 短期で一気に出来る事と思います。消費税設定はレジ・POS上で簡単に変えられ、0%なら値札を足すだけで 計算に困ることもない。

そして減税額が大きくなり過ぎるなら、何年何月までと期を限れば済む話と思います。一気に日々の生活で体感でき、財布のひもも些か緩むと思います。

投稿者

おじさん

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