人間のすべての発明品の中で、「お金」ほど広く普及したものはない。私たちのお金は、物々交換から始まり、貝殻のお金、硬貨、紙幣、そしてデジタルへと変遷してきました。アメリカの経済学者デーヴィッド・A・メイヤー氏は、現代の貨幣制度について「まるでSFのようだ」と述べていました。かつてのお金と現在のお金とでは、どのような違いがあるのか?「お金の変遷」について考えをまとめてみた。

お金の歴史を考えていると物々交換・実物貨幣・兌換紙幣・不換紙幣が順番のようである。今はスマホ決済も多くみられるようになり、おじさん自身も使っている。おじさんが20代後半にプラスチックマネーと現在のカードを呼んでいたことを懐かしく思い出す。今では現金の使用も限られたシーンのことになりつつある。

先日 今一度お金についての基本を見つめ直そうと思った。先日「円安」を考えていた時、基本からと考えだした時 不思議に気が付いた。世の中不思議なことが多いものである。ふと感じた疑問「実質的にドル高要因が・・ほとんどない・・と言うことは・・円が世界に足りてないのと同じである」と書いたことが裏付け出来るだろうか?と考えはじめた。どうも・・そう考えて間違いでもないらしいと感じ出した。しばらくお付き合いをお願いする。

実物

さまざまな時代と文化で、いろいろなものがお金の役割を果たしてきた。最初は物同士での交換であったが、次第に塩、タバコの葉、貝殻、大きな石、貴金属、非貴金属、皮などに代わる。他にもまだたくさんある。時代が下るにつれて日用品をお金として使うという習慣はなくなり、現在は「不換(ふかん)紙幣」と呼ばれるお金が使われている。富本銭など銅銭に始まり 江戸時代までは小判・丁銀などの実物貨幣、明治になれば兌換紙幣そして不換紙幣へと一気に変わって行く。

おじさんも子供の頃は古銭を集めていた。きっかけはばあさんと映画に行った際、売店で昆布を買うため小遣いをもらったが、1銭銅貨で買えなかった。その時初めて古銭を見た。田舎の子供が古銭を集める方法はただ一つ。じいさん・ばあさん・おじさん・おばさんから貰うことであった。人間声を掛け捲っているとチャンスが増えることを体で理解して・・結構貯めてしまった。なお古銭の最高額面は50銭銀貨である。

この中で丁銀は切って分割して清算できたことを知り、貨幣に対する考え方が変わった。

借用書

江戸時代経済成長に伴い 国家の信用と言うことが出て来る。実物として使うこともできるという利点は、お金として使うときには欠点にもなる。お金としても日用品としても使っている国では、そのものの価値が変動して、江戸幕府は小判の改鋳などを始めることになった。

そこで、実物貨幣の代わりに登場したのが「兌換(だかん)紙幣」だ。金(ゴールド)の特徴の1つは密度が高いことであり、そのため大量の金貨を運ぶのは重くて大変だという問題がある。そこで金細工師たちがある解決策を思いついた。金を預かるときに発行する預かり証を通貨の代わりにすることである。これが兌換紙幣の誕生となるが・・・支払いに本物の金を使うのではなく、金を預けてあるという証拠の預かり証を使う。そして本物の金が必要になったら、金を預けた金細工師のところへ行って預かり証と交換すればいい。年月とともに人々がこのやり方に慣れてくると、兌換紙幣が定着することになった。日本では幕末に各藩での藩札あるいは明治新政府が予算不足を誤魔化すために利用した。

比較的稀少な鉱物、金属、農作物が交換の手段として用いられる場合、そのお金は「実物貨幣」と呼ばれる。たとえば金や銀でできた硬貨(金貨と銀貨)は実物貨幣だ。実物貨幣の利点は、お金以外の使い道もあるということだ。

裏付け

現代の各国通貨も仮想通貨も、それ自体は無価値。裏付けとなる実物はない。各国の通貨当局が供給する量により相対的に決まってくる。

一昔前はアメリカ連邦銀行の金塊の話が話題に上ったが、今はそうではない。あるのは金産出国ロシアのルーブル位のものである。

歴史をふり返ると、戦争や危機などで、兌換紙幣と金や銀との交換が停止したことが何度もある。1933年には、アメリカのルーズベルト大統領が、兌換紙幣であるドル紙幣を「不換紙幣」と呼ばれるものに変更するという大統領令にサインしている。

不換紙幣とは、国が定めた通貨であり、さらにそれ自体では価値を持たない紙幣ということだ。かつての金の預かり証と違い、何らかの実物の裏付けがあるわけではない。また「紙幣」という名前だが、紙のお札だけでなく、バーチャルのビットコインも不換紙幣となる。

通貨がお金として機能するのは発行政府がそう決めたからであり、さらにお金を使う側の人々がそれを受け入れているからだ。アメリカのドル、EUのユーロ、イギリスのポンド、日本の円をはじめ、世界各国で使われるお金のほとんどが不換紙幣である。

このグラフで円安の事態が説明できそうです

コロナで通貨の供給はジャバジャバである。中国の元などは昨年年初から怪しいまでに価値が1元 11ドルから7ドル近くまで動いている。陰で相当介入しているのだろうと踏んでいる。

ジャバジャバな側が下がらず・・高くなるとは・・至る所に怪しいことが存在するのが世界である。まさにカオスな博打場と言うしかないのだろうか? 大変である。

円を刷り負けていないか?先日来の疑問が湧いた原因が感覚的に解けて来た。

今は 為替相場にしても 各国を信じることしか出来ない時代でもある。そりゃあ 皆さん思惑で動くしかない。マイペースで進めたものが勝ちのパターンである。

おじさん 一昨夜 指値でドル預金を5000円設定していたら、購入出来ていた。昨日 朝起きて見ると円高後の円安となったようで5円程ほど利益が出ていた。アメリカ市場 ヤッパリみんなさん勝手気ままにやっているようで・・大きくいけば怪我しそうであるが 数千円掛けて遊ぶには良い様である。FXと違い大きく儲けることも出来ないし、大きく損をすることもない。

石橋を叩くおじさんには 似合わぬことである。夜には 指値で清算!としたが・・今朝 確認したら指値迄いくらか足りなかった。結果手動で清算し終了した。

投稿者

おじさん

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