本日の昼食はカレーである。先ほどからカレーの匂いが部屋にあふれている。ばあ様にルーの投入はお任せしている。そうしないと ばあ様が食べられなくなるので仕方がない。ばあ様が使うのはハウスバーモントカレー一択 そして中辛使用での甘口仕立てである。それ故 いつも一味足したいと思う反面 これが家庭のカレーの基本か?と思う。
昔のように子供と一緒に食卓を囲むこともなくなったので、たまには 大人のカレーが食べたい。しかし奥さんのカレーは昔ながらの子供の食べるカレーである。具材を小さく刻み、肉も下手するとミンチである。口に入れ易く 時短が基本にあり、昔よく食べた学生街のカレーを薄く甘くしたレシピである。カレー味の○○とまでは言わないが、これをカレーということには迷いが生まれる。
鍋の中を見ていて 来月中旬には野菜がすべて家庭菜園で揃うことがわかった。新タマネギは今月初め、新ジャガイモは来週 そして新ニンジン(5寸ニンジン)は6月中旬である。ニンジンは間引きをさぼっているので 苗間隔が2cm一寸である。ソロソロ間引きしながら使う手もある。今日の夕方にでも間引こうかと考えが出てくる。奥さんから「手間のかかる」と文句は出ると思うが、今夜でも肉以外は自宅で揃う。
最近は文句ダラダラ並べてくる奥さんが 料理におじさんの生産した家庭菜園ものが多く使っている。昨日も一日を通して サニーレタス、ソラマメ、タマネギ、スナップエンドウ、ホウレンソウなどである。殆ど野菜を買っていないのではと思っている。昨日は人からブロッコリーを貰ったのだが、家庭菜園にも収穫直前のものが4個ほどある。この調子だと今年の夏はキュウリ、トマト、ナス、オクラ、コーン、ズキーニ・・・季節の終わりにはカボチャその他。相当な種類と量を取っていると・・まだ先のことなのに狸の皮算用が思い浮かぶ・・思っている。
昨日 ホウレンソウも新たに蒔いたし、インゲン用にワケギを抜いて、畝の耕す準備をしている。在来種であり ばあ様が育てていた「ささげ」と呼ばれる豆もポットに蒔いて、市販のインゲンも同様に考えている。発芽が心配なのは ばあ様が作っていた「ささげ」である。蒔く直前に鞘を割って豆を取り出したが、形がいびつでパットとするタネではなかった。またインゲンもスジなしインゲンを選び、奥さんの手間が少なくなるようには配慮した。
ワケギ
ワケギの坊主が付いている株を除いて 全て掘り起こして分球しながら根と葉をハサミで切っている。ほぼ半分を処理し終えたが、その球根の大きさに驚いている。ばあ様から受け取った時には親指の太さ以下であったが、より大きく直径が3cm位まで太っている。現在 タマネギと一緒に軽トラの荷台で乾かしているが、最終的には網袋に詰めてタマネギの脇に吊るすつもりである。
乾燥したものを 8月が来れば畑に戻すことになる。そして冬が来た頃に・・・おいしく頂ける。これだけ球根が立派になると 植え付けた際の成長スピードを期待せずにはいられない。ソラマメに続いて 次のシーズンを準備していく。在来種の再生産という行動は生活の中で繰り返される・・ これも 人と畑という土があるから繰り返せることだと思えば感慨深い。
西ノ島の噴火後の変化、つまり岩石から土が作られていく姿をTVで見たが、土はなぜできるかという基本には不明点が大いとのことである。しばしば 当たり前と思うことが・・非常に難しいこと分からないことに通じる。
まあ ノンビリ考えよう しかし 先ずは お天道様と大地に感謝である。