午後2時過ぎに行くと、洗濯機が空いていた。朝を見ている者にとってはここまで空くか?というようなものである。洗濯籠類が一切消えたり、棚に収まっている。朝 オーナーが入れて差し上げられるのはここまでと客に伝えていた。やはり稼働率を上げるにはオーナーなど店舗側の配慮が欠かせない様である。洗濯時間約30分 乾燥20分が目安なので、ワンクールは1時間と言ったところであり、料金 客単価は1500円と言ったところであろうか?電気水道代洗剤そして機械の償却修理を考えれば 1台当たり粗は時間1000円程度までと思われる。どうしても1日5回転以上を考え・・経営を安定化させるならオーナー・パートが常駐し、機器稼働を管理した方が良い。それでも利益率を考えれば・・家族労働となる。

 あるいは客を呼び出すシステムを導入するコストなどとの兼ね合いで決まるのだろうが・・おじさんは 高齢者の仕事になるのではと思ってしまった。

 さあどうすれば仕事になるのか?コスト計算をやってみるのも面白いかもしれない・・と思いながら大型洗濯機の脱水作業を見ていた。その際 ドラムの脱水状況を始めて見て、こりゃ回転が早過ぎる・・これだけの大型ドラムの回転を押さえて振動を吸収する機器のダンパー機構・組立構造などに不安を覚えた。これでは経年変化で故障が頻発するだろうと想定出来た。

 脱水は5分以上設定されているようなので、待つのも暇なので・・・人もいないことだしと店内を回ってみると洗濯機が1台故障中との張り紙があった。この店舗も出来てから3年・・償却が順調に進むか否かの要素に機器の頑丈さがあると感じた。

 暇なおじさん 他店を帰り道に立ち寄り 覗くと同様に故障中との表示がされていた。この覗いた店舗はクリーニング屋さんが店舗に隣接して設けているので、こちらも人が常駐していることに準ずる。やはり人を常駐させる業態しか 維持管理できるシステムはないかと思われた。

 セールスマンのプレゼンは受けても信ずるには値しないと思うが、適した遊休資産がある場合などは検討に値するかと思う。だが放置すれば 設備の陳腐化・老朽化により短時間で損なわれると想定出来るので、年寄仕事と割り切ってやるのもありかと思ってしまった。

 それでも資本・保全費・粗利など検討しないといけないことが山とある。ボケ防止のためにも算盤は弾いていないとダメになる。

昔々

 おじさんが学生の頃は 2槽式の洗濯機が主流であった。そんな中1槽式の洗濯機が現れ、銭湯に付属したコインランドリーが生まれた。当時はまだ乾燥機などはついていなかった。洗剤も自動販売機などは無かった。

 銭湯で入浴する前に立ち寄り、持参したザブと言う小箱の洗剤を振って投入して 風呂上りに脱水まで終わったものを持って帰る。その後は部屋などに干していた。記憶では100円か200円であったと記憶している。そんな時 洗濯機が空いていないかと、蓋を開けて 覗くと派手な女性下着が残っていることもあり・・異常に意識・触発された青春時代があったことを思い出す。盗む奴もいるよなあと思っていた・・そんなことを思い出す。南こうせつの 神田川に近い世界であった。

 さらに 子供の頃の自宅最初の洗濯機は1槽式でローラー式の絞り機が付いていた。ローラープレスがよく効いて皺だらけあるいはボタンの割れなどトラブルも多かった。思い返せば、現在の小学校1年 一番上の孫の年頃である。

すすぎと排水で2本のホースも使い分け。電気で回るのはパルセーターのみ。後は全手動でした。

 洗濯機が在りながらも よく井戸端でばあ様が洗濯板で擦りつけながら洗う姿などはよく見た風景であった。「もったいない」「もったいない」が全盛の時代であった。今なら量など関係なく洗濯機を利用しているが・・・当時はそんなことはしなかった。

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おじさん

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