本日 毎年イチゴをお願いしている福岡の農園から 今年は気温が下がらず取れるのも遅れ、成りかたも良くないので、三日に一度の収穫に留まっている。直売所も品物を並べることが出来ない状態との連絡があった。

クリスマス前が農家の勝負場であり、それが終わると正月の稼ぎとなる。一年を半年で暮らすと言ったところで・・相撲取りと同じと昔からかったこともあった。今週末から気温が下がるとの予報を信じたい気持ちである。

今年初めは年明けに暖かくなりすぎ、温度管理に拠る糖度確保が難しかったと聞いた。農業は気象に直接影響されるので、難しいことが多い。

おじさんも自分で家庭菜園をやって体感しているので、プロならばさらに厳しいことだろうと思う。どんな時も 一定レベルの品質と量を求められる。おじさんの作る作物のように個々のレベル落差が大きくては商売にならない。

日曜日に老人会主催のしめ縄作りがあり 自治会役員の為いやいやながらも参加した。その際家庭菜園でのダイコン・ホウレンソウなどの発芽不良 あるいは白菜の結球不全の話が盛り上がる。発芽しなくて・・再度種蒔きしたとの話が繰り返される。皆一緒である。

子供の頃は夏休み中であっても、寒くて泳げないこともあったが最近は・・違うとも気象でも盛り上がる。家庭菜園・気象異変は年寄りの会話では必出のことである。

この日の昼の気温は約20℃となっていた。朝は8℃位なので防寒着を着ていたのであるが、昼前にはどうにもならなくなった。暑すぎて・・脱がずにはいられない。何やかや言いながらも3本の縄の基本パーツを完成させ、組み立ては昼食後となった。

おじさんは老人会入会前であり 最若年参加である。従ってうどんを湯がいて出汁を掛けるまでは自動的に役割を与えられる。もちろん全員が一玉を食べて、個々にお代わりを自前するまで続く。

毎度のことながら 気持ちだけは 出雲さん・・出来は百分の一以下

最初に言うと 今年のしめ縄作りは大失敗してしまった。例年細めの縄2本を選び巻いた後、3本目の最も太い縄を巻くのであるが 今年は適当に始めたのか?太い縄と細い縄で最初の組立を始めた。結果巻きがきれいに収まらないので、何度も巻き付けを修正する。そうなると藁を継いだ部分が緩んで・切れて巻き戻してやり直しが何回も発生する。同時に縄も徐々に伸びていくので最初の計画通りの長さに収まらない。更に長さ調整を更に繰り返し、太さも細くなっていく。時間も伸び伸び、悪循環と言うことである。

それでも何とか最後はいい加減に誤魔化して・・今年も良く出来たと言うことになった。向きを考え、失敗した部分を上側に向け・・見栄えの悪いドジなところは隠す・・と言う訳で今年も無事しめ縄作りは終了した。最後はみな大人 「今年も・・」と一同「シャンシャン」と盛り上げて終わった。他の人間が見れば、「微笑ましい風景」と言うほかない状況である。

それにしても 最近はドタバタしたことが多い。少しの変化が積み重なり起きているような感覚である。

何もしないのがお手伝い

おじさん子供の頃からプロの仕事を脇から見るのが好きな子供であった。「卵ぼうろ」「まんじゅう」などの作られる様子を脇で見ながら・・ずっと見ている。そんなことが重なると職人のおじさんから余った材料を渡され、力加減を教えられながら 餡ベラ(あんべら)を使い饅頭の皮つつみなどやらせて貰えるなどした。

父がどこにでも顔を出していく性格で在ったこともあり、あいつの息子かと言うことで甘えさせてくれた面も多かった。

プロであることの「こだわり」を常に尊重しないといけない雰囲気・環境でおじさんは過ごしたとも思う。基本は「何もしないのがお手伝い」と理解しておくことかと思う。脇から見ていると簡単そうで・・そうじゃない 見た目は簡単そうで・・基本は難しい。そんなことを子供の頃ある意味「叩き込まれた」感があり、大人になっても大きく変わらない。

今回の締め縄作り 正直誰が言い出して・・今回の事態になったか分かっているが・・言わぬが花。あくまでもおじさんは最年少 言わぬが身の為と世渡りしている。

チョット 違ったかな?

投稿者

おじさん

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